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きのうは、エアーズ経営研究所（http://www.ayersforyou.com/ ）で、研修の講師をしました。テーマは「グループ法人税制」。
平成２２年度税制改正で導入された、法人税の大型改正です。主な柱となる制度は以下の通り。全て、１００％の支配関係がある法人間の取引、という前提での制度です。
●１００％グループ内の資産譲渡による損益の繰延べ
●１００％グループ内の寄附金の損金不算入
●１００％グループ内の受贈益の益金不算入
●１００％グループ内の適格現物分配
●１００％グループ内の配当の全額益金不算入
●１００％グループ内の発行法人への譲渡による損益
●中小企業向け特例措置の制限
●清算所得課税の廃止
特に、１００％グループ内の寄附については、寄附をした側、寄附を受けた側で課税関係を発生させないことになりましたので、いろんな使い道が考えられます。
破綻には到っていないものの、財政状態が苦しい子会社に現金を寄附する、資産を低額で譲渡する、無利息貸付を行なう、などなど。
ちなみに、きのうの研修資料は以下にアップしましたので、ご興味ございましたらご覧下さい。
http://www2.ocn.ne.jp/~asayoji/seminar.html