これは先日母から聞いた話です。

 

5年前の10月30日午後10時。私は交通事故(ひき逃げ事故)で救急搬送されました。

搬送先は、藤沢市民病院。搬送後私は意識がなく、集中治療室にいたそうです。

 

病院からは、私の家族(妻)のほか、東京に住む弟、そして川崎に住む私の両親に連絡が行ったそうです。

私の3人の子供のうち、一番ショックを受けたのは、当時小学校入学間近の長男だったそうです。

 

そしてその次にショックを受けたのは、駆け付け私の父なのだそうです。

 

父は、ICUのベッドの傍らで、私の名前を何度も叫んだのそうです。

 

その後、父は感染性の脊髄損傷になり、全く歩けなくなりました。そしてそれから、2年後の昨年。老衰でこの世を去りました。

 

母が言うには、父の寿命を縮めた原因の一つは貴方の事故なんだと思うのだそうです。

それはあながち間違っていないような気がします。

 

そして、私の両親は生前に墓を購入していました。もし、万が一、あの事故で私が命を落としていたら・・・

 

この墓に入るのは私だったかもしれない。父の納骨の時それを思い・・・・。胸が苦しくなりました。

 

障害は残りましたが、何とか命はつないでいる。私は親より先に逝くという最大の親不孝をせずに済んだのだ。

最近つくづくそれを感じています。