お知らせコーナーみたいになってますが
たまにスッと現れます
スッと現れて
何を言おうかと考えてみては
特にないというか
あるけれど
それをわざわざ書く意味を探してしまったり
1人でモジモジしている僕です
思い浮かんだのは
温泉の話と
とうもろこしの話と
職質の話と
ラーメンと中華そばの話
何となく3つ目ではないっていうのと
2つ目が書きやすいのかなと…
そうします
とうもろこしとの付き合いは
その形は変わりましたが
随分と長くいいお付き合いをしている
小さい頃から
塩茹でしたてのとうもろこしは
大好きで
大人になってからは
飲み屋に
とうもろこしのかき揚げがあったなら
必ず頼みます
夏は苦手ですが
とうもろこしに限らず
野菜が美味しいというのは
やはり夏の楽しみ方の一つでもある
先日
温泉に行こうと思い
車を走らせました
少し遠くてもいいから
自然のある所でお湯に浸かりたい
見つけた場所は秋川渓谷
地図ではガッツリ山ではあるけれど
実際はどんな場所なんだろうと
調べていると
「秋川とうもろこし街道」
という美味しそうなワードが
どうやらこの場所は
とうもろこしが特産らしい
温泉に入ろうとしていたら
とうもろこしも現れた
「一粒で二度美味しい」とはこの事か
とうもろこしだけに…
予想よりも遥かに遠かったけれど
近づくにつれ広がるとうもろこし畑に
僕のロマンチックが止まらない
ファーマーズマーケットに着いた僕は
とりあえずとうもろこしは買うと決まっているので
卵とか他に美味しそうな野菜があったなら
買おう
って事で
とうもろこしはとりあえず後回しで
店内を物色
道の駅みたいな所は結構好きで
隈なく見るタイプ
枝豆安いじゃん、買っておこう
おっきいズッキーニだなー
このドレッシング美味そうだけど
まだドレッシングあるしな
そんな風に店内を回っていると
何故かとうもろこしがない…
とうもろこしっていう広いコーナーの中に
とうもろこしがない…
いや、厳密に言えばあるのだが
僕が欲しいのは
皮と髭が付いた荒々しいとうもろこしで
この綺麗に剥いてある親切なとうもろこしではない…
その広い台を見ていると
その台の誕生日席に二つ見つけた
しっかり皮の付いたとうもろこしだ
見つけた！と思ったら
おっちゃんが二つとも
緑色したカゴに入れてしまった
一瞬の出来事でした
「今日は少なかったなー」
「いいや、朝方はズラ～っと並んでたぞ」
そんな会話をして僕の前を過ぎていく
とうもろこしとおっちゃん達
他の物に目が眩んでいる間に
いなくなったとうもろこし
これでは
「一粒で二度美味しい」ではなく
「二兎追うものは一兎得ず」である…
しかし僕は思った
とうもろこしはまだある
皮が付いてなくたっていいじゃないか
何をつまらない事に拘っているんだろう
僕は農家の方々が一生懸命育てた
努力の結晶に対して
すごく失礼な事を言っていた
本日のことわざは
「一粒で二度美味しい」でもなく
「二兎追うものは一兎得ず」でもない
「残り物には福がある」である
その後僕は
温泉に入り
気持ちも体もさっぱりして帰路についた
家に帰って茹でた
とうもろこしは
とても甘かった
後程