GoogleのCMで取り上げられ、明日、NHKの大河ドラマ『軍師官兵衛』でもロケ地になった竹田城跡の今をレポートします。
私が竹田城跡に行ったのは1月2日。
山城の郷の駐車場は満車で、下の第二駐車場に停め、歩いて山城の郷から竹田城跡を目指しました。
小雨が降っていたにもかかわらず、大勢のお客さん、年齢層は小さなお子さんからおじいさん、おばあさんまで広く、スニーカーを履いている人。パンプスの人、1番多く見たのはムートンブーツを履いている人でした。
山城の郷に靴洗い場が設けてあって、何でかな?と不思議に思いましたが、後で謎が解けます。
山城の郷から竹田城跡の南千畳下まではアスファルトの舗装路なので、何も問題はなかったのですが、先月の雪ででしょうか?
木が道の端まで倒れて来ていました。
危ないので早く撤去してもらいたいです。
南千畳下の遊歩道は土と砂利道。
雪溶けと雨でぬかるんでいました。
ここからずっとぬかるみが続くので、山城の郷に靴洗い場があったんですね。
ぬかるみに耐えながら階段を上がり、やっと石垣が見え、南千畳に向かう途中、雪溶けと雨で大きな水溜まりが出来、板で橋がかかっていました。
南千畳に着いて、全体を望むと、石垣の周りに鉄の杭とロープが張ってありました。
悲しいですね。
前はロープなんて無くて、石垣を間近に見れ、開放的だったのに。
そんな悲しみよりも私は驚いた事がありました。
私が前回"ごみひらい"で上がった時は、天守台の真下は石垣が飛び出して通行禁止でした。
今回、冬季通行規制中の史跡保全、道路修繕、設備工事にて天守台及び本丸が立ち入り禁止。天守台までの階段や登り口を柵で囲ってあり、以前は本丸の裏側の通路(南二の丸から平殿、本丸の下)を通って二の丸や三の丸、北千畳へ行っていたのですが、平殿から本丸の下の道が柵で閉ざされ、仕方なく天守台真下の道を通行するしかなかったのでしょう。
石垣が飛び出した所は柵もあり、土嚢で囲ってあります。
しかし、二の丸までが非常にぬかるんでいて杭とロープは張ってあるものの、滑って転け、ロープよりも向こうに落ちたなら…。
真下は崖です。
実際、私が天守台の真下を歩いて居た時に60代くらいの男性が滑って右肩から倒れられました。
幸い、ロープ手間で踏みとどまり、大丈夫と言ってはりましたが、コートは泥だらけ、右腕を打撲されていたかもしれません。
周りには小学生以下のお子さんも必死で滑る通路を歩いてました。
もしこんな小さな子が、滑って石垣の下に‼…また、一度通行止めになった(石垣崩落箇所は囲ってあるにしても)通行を通ると言う事が恐ろしく思いました。
二の丸から三の丸もぬかるみ。
靴が泥だらけになっていきました。
三の丸には水たまりも出来ていました。
北千畳のベンチの手間でロープが張られ、ベンチに座る事は出来ませんでした。
また、心無い人のポイ捨て。
ペットボトルや紙くずのゴミの散乱。
これも非常に悲しかったです。
お客さんはあとからあとから引っ切り無しに来られます。
但馬の冬は雨や雪で、この先、春になるまで竹田城跡はぬかるんで滑りやすいでしょう。
先月も連日怪我人が出たのは、このためだと私は思います。
これ以上、怪我される方を増やさないように。
後、だいぶ石垣も抜け落ちているように見えました。
竹田城跡の悲鳴もちゃんと受け止めて欲しい。
そろそろ、本気でお願いしたい。
『竹田城跡を休ませてあげてください』