まだ確定した診断名は告げられていなかったけど、
二相性の波があること、
けいれんが長時間続いたこと、
けいれんが左右非対称だったことから、
熱性けいれんとの境界線はないけれども
インフルエンザ脳症と診断された。
1/27、3日目の夕方、
脳圧モニタリングのための手術が行われた。
素人が聞くととんでもない大手術のような気がするけど、
手術自体はほんの1時間。
無事済んで、脳圧も上がっていないとのこと。
一安心だけど、まだ二相性の波に油断はできない。
医師もいつ上がってくるかと
まるで上がることが前提のように話す。
手術が終わったせりに会いに行く。
またひとつ、体を通る管が増えた。
いったいいくつの管がこの子の体につながってるのか
もはやわからなかった。
いったん外された脳波計が
第二波のせいで再度つけられた。
素人が見てわかるような簡単なものではないけど、
確かに昨日より悪い波形になってるように見えて、
常に変化する脳波計を見ながら、
心の中で祈りながら一喜一憂を繰り返すようだった。
1/28(月)、4日目。
この日も朝からせりの体をつなぐ
たくさんの管の数値のモニターを見ながら
ただそばにいた。
眠らせる薬を投与されているんだから
起こしてはいけないんだけど、
意識はないものの、こちらの呼びかけに反応して
手足をバタバタ動かすこともあった。
翌日にMRI検査をすることになった。
この頃にはICUや病院にもだいぶ慣れてしまっていた。
ICUの待合室は、手術室の待合室でもあり、
いろんな人がいる。
手術をする時点で、それなりに大変なんだろうけど、
普通に会話して笑ったり、良くなったという電話を
通話禁止エリアでしている人を見て
ものすごくカンに障った。
せりと同じくらいの子を街中で見るのもきつかった。
自分が傷ついても、人にやさしくなれるまでには
時間が必要なんだと思った。
本当にもうぎりぎりで、全く余裕がなかった。