3月15日、ほおのき平スキー場で、KEEP-ONE&丸福スポーツによる、合同試乗会に参加してきました。
マスターズ系ロングターン用板 5台、基礎系ショートターン用板7台を試乗したインプレッションです。
長文になりますので、ご容赦ください。
試乗者 プロフィール
身長168cm、体重70kg、還暦、20年以上前に栂池にてクラウンプライズ所得
めいほうプロスキースクールの非常勤スタッフ、年間滑走日数30日弱
メイン使用の板は3台
・混雑時はSL板・・・ストックリ レーザーSL 165cm R=13.4m
・平日の整地はGS板・・・Atomic REDSTER G9R 182cm R=19m
・パウダーはファット板・・・Atomic MAVERICK 100 173cm センター100mm
試乗当日のゲレンデ状況
朝の雪質は締まっており、徐々にザク雪に変わるも、大荒れせず、軽いザク雪のまま
クワッドリフトで、エアターンコースを2回ずつ滑走
VOLKL RACETIGER GS マスター 173cm R=16m
深めのターン弧、中周りをメインとして滑るには、ちょうどいいサイズ。
ただし、中斜面の整地を気持ちよくかっ飛んでいこうとする時には、ちょっと物足りないかもしれない。その場合は、もう少し長くて、ラディウスが大きいものをチョイスすべし。
エッジのかかりも気持ちよくて、板のしなりも気持ちよく感じられた。
HEAD eSPEED PRO 175cm R=19.3m
現在使用しているAtomic G9Rとスペックが近い板だが、こちらのほうがプレートがしっかりしている分、センターのドッシリ感は強く感じられる。板のたわみも素直で、大回り〜中回り〜大きめ小回りまで、十分こなせるのではないだろうか。
全体が細めなので、基本は整地メインで、深いザク雪などになると板が沈んでしまいそう。
クセがなくてしっかりしている板なので、いつも試乗の基準にしている。
Atomic REDSTER G9RSM 183cm R=24m
滑り出して驚いたのは、雪面の細かい凹凸をきれいに吸収してくれていること。雪面コンタクトの滑らかさが、明らかに上質で、他の板とは違う感じ。
競技プレートとアイコンビンディングは、センター部分のしっかり感を出してくれている。安心して体をあずけ、スピードを上げられる。
昨シーズンまで使用していた、つっかえ棒タイプのREDSTERと、ラディウスはほぼ一緒だが、板の性能は段違いに上がっているように感じた。
今回試乗した中で、ベストのGS板だと思う。
BLOSSOM SKI スクオードラコースマスター180cm R=23m
滑り出した瞬間に、軽さと扱いやすさを感じた。全体的によくしなり、軽快感を持って滑ることができる。雪面に張り付く滑りを体感しやすい。
重厚感はAtomicのほうが感じられる。
スピードには強そうな感じなので、中斜面整地を飛ばすには楽しいのではないだろうか。
ROSSIGNOL HERO Master LT 183cm R=21m
※個別写真を取り忘れていて、この写真の手前から2本目にになります。
切り替えからの捉えで、板のキャンバーが大きいような感じを受けた。具体的には、トップとテールが早めにコンタクトしていくような感じ。
板のしなりは素直で、幅広の板であるため、荒れた斜面も苦にならないのではないだろうか。
返却時にスタッフに確認すると、1本の板に複数のラディウスが設定されており、前と後ろは小さめラディウス、センター部分は大きめラディウスになっており、エッジングの際にトップとテールの反応が早く感じられるのだそう。
これは好みが分かれるフィーリングだが、個人的にはAtomicのほうが好み。
ここからは、基礎系のSLモデルを中心に試乗。
STOCKLI LASER SL FIS 165cm R=12.4m
私の普段履きの板はセカンドモデルで、これは、純競技用のトップモデル。
予想通り、板の張りは強めで、簡単にはたわんでくれない。ただ、エッヂングがそこまで強くなかったので、エッジが垂れてしまっているか、緩めの雪だとエッジが噛みにくいのか、あるいは両方かもしれない。
スピードレンジは当然高め。しっかり真上から踏んであげないと、板の性能を持て余しそう。乗り手を選ぶ板だと感じる。
Atomic REDSTER S9 PRO 165cm R=12.1m
スタッフ曰く、石水克友スペシャルのスキー板。
第1印象は、加重に応じた板のたわみがしっかり感じられる。また、板の走りを表現することに特化している感じ。
踏み込んだあとの切り替えで、板がキレイに走り、スパッと抜けていく感じが素直に出せる。
そのかわり、スッポ抜けるとバランスを崩してしまうので、要注意。
乗っていて気持ちいい、そして楽しさを感じる一台。
Atomic REDSTER S9 RS 165cm R=12.5m
スタッフ曰く、S9 PROよりも扱いやすさを備えた板とのこと。
板を踏み込んだ印象は、たわみ方が素直で、板の返りがゆったりしている感じ。
板全体の反応はGS板っぽくしっとりしていて、サイドカーブは小回りように小さく設定しているのでは、と思う。
踏み込んだあとの反応、返りがゆったりしているので、板の挙動はとても安定している。
ただし、エッジグリップはそこまで鋭くないので、中速のミドルターンをメインにして、小回り〜大回りまで、オールラウンドで滑ることができる板ではないかと感じる。
VOLKL RACETIGER SL FIS 165cm R=12m
KEEP-ONEカズくんイチオシの板ということで、オススメのままに履いてみた。
滑り出してすぐに、全体バランスの良さ、反応の早さを強く感じる。
たわませて良し、走らせて良し、エッジを食いつかせて良し、すべてのレベルが高いと感じる。
AtomicのS9PROも良い走りを感じたが、そこに安定感をくっつけたような素晴らしさ。
今回の試乗で、一番衝撃を受けた。
私にっての来季モデルのベストは、この板に決まり。
HEAD eRACE PRO 165cm R=13.9m
全体的にマイルドさを感じる。キレキレの鋭さはないが、キレイにたわみ、しなってくれる感じ。
扱いやすさと安定感を感じる板。
自分の滑りを表現する、見せる、という意味では、とてもコントローラブルで、扱いやすいのではないだろうか。
小回り〜中回り、深めの大回りまで、そつなくこなせる板だと感じる。
ROSSIGNOL HERO アスリート SL 165cm R=13m
レース板直系のハリの強さを備えているが、扱いにくさはない。踏んだ分だけきちんとたわみ、この深さを自分で調整しやすい。オートマではなく、マニュアルチックな操作感を備えている。
ただ、フォルクルのいたと比較すると、ターン後半の切れ上がりや、回転性能は、若干マイルドなイメージ。
STOCKLI LASER SL 165cm R=13.6m
私が普段履きしている板が、来期も継続となり、同じコスメで販売されるみたい。ただし、定価は1割アップとの情報もあり。まだ値上げするのか!
他の板を履いたあとで、あらためて自分と同じ板を履いてみると、この板が持っている扱いやすさと、きれいなしなり、キレの良さを再確認した。
S9PROやVOLKLほどの鋭いキレではないが、キレイな板のしなりと扱いやすさ、適度な走りをバランスよく備えている。
カタログには、この板にレース用プレートを備えたモデルもあり、個人的には、そちらを履いてみたいとも思う。
今回の試乗会では、ファット系、オールラウンド系は試乗しませんでしたが、たくさんのメーカーさんから魅力的な板がたくさん出ていました。
こういう機会をぜひ利用して、メーカーやコンセプトの違ういろんな板を乗り比べると、楽しいですし、スキーの魅力が深まると思います。
よろしかったら、是非参考にしてみてください。
高山市内から丹生川方面へ向かうR158は、がけ崩れのため、一部迂回路を走ることになります。
結構な崩れ方をしていたので、復旧までにはかなり日数が掛かりそうです。
通行される皆さん、くれぐれもお気をつけて。


















































