花組「愛と死のアラビア」すべてが見どころ! | 姿月あさとさんを応援するブログ

花組「愛と死のアラビア」すべてが見どころ!

 宝塚歌劇団花組トップスター、真飛聖のお披露目公演「愛と死のアラビア-高潔なアラブの戦士となったイギリス人-」(ローズマリ・サトクリフ・原作/谷正純・脚本演出)「Red Hot Sea」(草野旦・作演出)が11日午後、東京・日比谷の東京宝塚劇場で始まった。


 「愛と--」は、19世紀初めのエジプトを舞台に、負傷して捕虜となった英国兵トマス・キース(真飛)が、高潔なアラブの戦士として没するまでの感動編。 ショー「Red--」は南の海を舞台にしたエネルギッシュなショー。


 同日は午前に舞台稽古が行われ、稽古終了後、劇場内で真飛が会見した。


 芝居、ショーともにホットなパフォーマンスで魅了した真飛は「すべてが見どころ。いまの花組はとても元気。芝居、ショーを通していまの、そしてこれからの花組が伝わるはず」と意気込んだ。8月17日まで。

トップスター、真飛聖の会見一問一答は次のとおり。


真飛聖 千秋楽まで、新生花組、がんばりますので、どうぞよろしくお願いします。


--お気に入りの場面は?


真飛 スバリ、(ショーの第8~10場の)「幽霊船」の場面です。あそこの場面は、羽山(紀代美)先生の振付なんですが、当初は、銀橋で踊るところは二枚目ふう。後半で燕尾服を着たら、より二枚目になるはずの振付だったんですが、「あたしが振付をしたら、ちょっと路線が変わってしまった」と羽山先生もおっしゃっているように、実際にはコミカルになっています。「こんなはずではないのだけど、これが真飛のカラーだ」と(羽山に)見いだしていただいて、日に日にコミカルさが進化してしまって。東京公演の千秋楽では顔の原型が分からないくらいに変わってしまっているかもしれません。ともかく、あの場面は唯一コミカルというかおもしろく仕上がっていますので、楽しんでやっています。


--花組トップスターとしてのお披露目だが、自分がトップスターになったと感じるのはどんなときか?


真飛 ショーの最後のパレードで、組子全員に迎えられて幕が下りていくときです。それと、こうして(取材記者の)みなさんに囲まれると、ああ、私が主演として東京で舞台に立つんだな、と実感します。いまの花組は、とても元気で素直。宝塚をみんなが愛している。男役なら男役を追求し、娘役ならよりかわいらしい。一人ひとりが、どん欲。誇りをもって、やっていると思います。


--舞台のみどころは?


真飛 見どころ? お芝居のほうに出てくる砂漠に生きる男たちのエネルギー、生きようという意思は、新生花組の新しい風、勢いに重なるところがあるような気がします。お芝居を通して、ショーを通して、今の花組、そして、これからもっと変わる花組が、みなさまに伝わるはずです。。今回のお芝居とショーを通して、今の花組の形、そして、これからの花組の形が、見えるんじゃないかと思っています。どこが見どころというのではなく、すべてが見どころです。


出典:サンケイスポーツ