- ヴァルキリープロファイル -咎を背負う者-
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オルーウェン要塞 砦へ
ここは、アルトリア西部の守りの要です。
他国からの侵略や、増加する魔物との交戦のため、
多くの傭兵が集う場所です。
ウィルフレドとアンセルは、
傭兵としての賞金を手に入れました。
初めて見る銀貨に、アンセルは大はしゃぎです。
そこへ
ヒューゴー 「 聞こえただろう
再び魔物どもの来襲だ 稼ぎたい者は表に出ろ 」
アンセル 「 もちろん行くよな、ウィル 」
ウィルフレド 「 ・・・ああ。 」
そして、バトル開始です。
今回は、ウィルフレドとアンセルの2人だけです。
アンセル 「 この辺は俺たちの担当みたいだぜ。
よし、ウィル。
二人で協力して、いっちょ稼ぎますか。」
ウィルフレド 「 お互いの位置取りが大切だな。 」
アンセル 「 それだけじゃないぜ。
敵をうまく囲むことで、もっと効果的な攻撃ができるんだ。
・・・って、ヒューゴー傭兵士長の受け売りだけどな。
とにかく前後や左右に挟んで攻撃だ 」
ウィルフレド 「 『アクティブフォーメーション』か。
連係がやりやすい気がするな。 」
アンセル 「 敵の背後から攻撃して『気絶』させたり、
工夫次第でもっと良くなるさ。」
アンセル 「 同じ土俵で命のやり取りしてんだ。
卑怯なワケがねえ。 」
魔物を倒して、バトルが終了すると、そこへグール2体が出現しました。
今までと違って、とても強そうです。
アンセル 「 大丈夫か、ウィル 」
ウィルフレド 「 何とかな・・・。 」
アンセル 「 くそっ・・・。
ちょっと調子に乗りすぎたか。」
ウィルフレド 「 まずいな、このままじゃ・・・。」
その時、冥界の女王ヘルの声が聞こえてきたのです。
ヘル 「 なぜ使わない 」
ウィルフレド 「 ・・・・・・ 」
ヘル 「 よもや忘れたとは言わせない。
妾との大事な契約をーーー。 」
”女神の羽” に力を与えよう。
それは人の咎がもたらす闇の力。
必ず戦いに勝利できる力ーーー。
その力の代償は仲間の命。
仲間を犠牲に力を使う時、
女神の羽は人の咎で徐々に黒く染まりゆくーーー。
全てが黒く染め上げられた
女神の羽は、”咎人の剣” となり、
羽の持ち主である戦乙女を斬獲する力を得るだろう。
ただし、力を行使できるのは一年間。
約束の間に復讐を果たせなければ、
その魂は闇に堕ち、
冥界の獣ガルムの牙に、
永遠に魂を裂かれ続けるだろうーーー。
ウィルフレド 「 そうだ、俺は・・・、
戦乙女に復讐を果たすために、自ら・・・。
仲間を犠牲にして・・・、
咎人となる契約を結んだーーー。」
ヘル 「 思い出したか。
ならば、なぜ使わない ”女神の羽” を。」
それともーーー、再び冥界の闇に堕ちるか 」
魔物グールが、ウィルフレドに襲い掛かってきます。
アンセル 「 ウィル、危ないッ 」
ウィルフレド 「 」
ヘル 「 使えッ 」
ウィルフレドもアンセルも、
『敵を攻撃する』、『待機する』、『アイテムを使用する』、
『武器を変更する』 のどのボタンも使えなくなります
そして、使えるボタンは、
ただひとつ、『仲間の潜在能力を開放します。』 ・・・
ウィルフレドは、アンセルに、女神の羽を使うことになるのです
to be continued ・・・