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ファイナルファンタジーXII 特典 FFXII/iTunes Custom Card付き


神都ブルオミシェイスに戻って来てみると、

そこにいた避難民の人たちは、皆傷ついていました。


足を引きずって歩いている人や倒れて動けない人、

泣いている人など・・・がたくさんいて、


「アルケイディア軍がやって来た・・・

 教徒の人たちが止めようとしたら、火を放った・・・」

とか言っていました。



傷ついた教徒に聞いてみると、


「アルケイディア軍と交渉を始めたら、

 ジャッジがいきなり剣を抜いて、

 制止しようとした教徒たちをなぎ倒し、ジャッジは神殿に踏み込んだ・・・


 あの男、化け物だ!これほどの人数を、一撃で・・・」

と言っていました。



そして光明の間へ行ってみると、

そこには、ジャッジ・ベルガがいて、神殿の中はメチャクチャでした。



ジャッジ・ベルガ 「ほう、亡国の王女か・・・

  帝国への復讐を願って、「覇王の剣」を求めたな!」


ベルガの足元に、アナスタシス大僧正が倒れていました。


ベルガ 「剣のありかを吐かんでな・・・

  人間の力を信じず、神などの力を信じた人間の末路よ・・・」



その時、ベルガの身体から、何かが出てきました!


ヴァン 「あいつは?」


バルフレア 「ひとの身体からミストだと!?」


フラン 「このミスト、ミュリンと同じよ!」


バルフレア 「石の力にとりつかれている!」

  



そして、ジャッジ・ベルガが語り始めます。


ベルガ 「笑わせるな!人造破魔石は人間の力だ。


  神々に挑む大志を抱いた人間が・・・

  その知恵でつくりあげた人間の武器!


  真の覇王にふさわしい剣だ!


  与えられた破魔石に頼りきっていたレイスウォールなど、

  偽りの覇王に過ぎんわ! 


  見ておれ!やがて全イヴァリースに、真の覇王の名がとどろく!

  神々の意思を打ち破り、歴史を人間の手に取り戻す。


  その名は、ヴェイン・ソリドール!


  あのお方が築く歴史に、ダルマスカの名は不要!

  レイスウォールの血筋ともども、

  時代の闇に沈めてくれるわ・・・」




というわけで、

ジャッジ・ベルガ、ジャッジ3体とのバトルが開始されます。


まずは、後方のジャッジ3体を倒し、

その後水属性の攻撃を使用するベルガのダメージを半減できる

マティウス」を召喚します。


すると、ベルガはマティウスに引き付けられ、

マティウスに攻撃を集中するようになります。


そのまま、マティウスといっしょに攻撃を当て続けると、

召喚時間内にベルガを倒す事ができます。




そして、ジャッジ・ベルガの身体は、

光のようなものに切り裂かれ、爆発したようです。



バルフレア 「身体に人造破魔石を埋め込んでやがった・・・大僧正は?」

すでに、息絶えたようです・・・



パンネロ 「ねえ!ラーサー様は?」


そこへ、アルシドが秘書に身体を支えられてやって来ました。


アルシド 「ジャッジ・ガブラスが連れ帰った・・・」


バッシュ 「やつも来ていたのか!」



アルシド 「ラーサーは、争いを避けようと、おとなしく従ったんですが、

  ジャッジ・ベルガが暴発してね、

  雑魚を片付けるだけで精一杯だった・・・


  で、姫・・・あなたをロザリアに亡命させたいんですが・・・」


アーシェ 「守ってやるとでも・・・?」


アルシド 「お望みとあらば、命に代えても・・・

  もっとも、あなたの方がお強いでしょうが・・・


  ヴェインを恐れるあまり、

  うちの軍部の方じゃ、先制攻撃論が主流で、


  軍部が勝手に戦争を始めないように、

  姫を利用して裏工作を仕掛けます。」




アーシェ 「お断りします。

  わたしは、こちらで仕事があるので・・・


  「覇王の剣」で 「黄昏の破片」をつぶします!



アルシド 「ああー、石のありかはわかってませんが・・・」



バルフレア 「見当はつく!帝都アルケイディア ドラクロア研究所・・・


  帝国軍の兵器開発を一手に仕切っている。オレが案内する!」


アーシェ 「行きます! そちらの国での工作は、あなたが・・・」


アルシド 「こっちはこっちでどうにかしろと?

  ご期待に添えればいいんですがね・・・


  ああそうだ!ラーサーから伝言です。


  「国と国が手を取り合えなくても、

  人は同じ夢を見ることができる。」


  では、失敬・・・」



帝都アルケイディアに向けて、出発することになりました。

次回に続きます。では、失敬・・・