「TANG」

 

いろいろとなげやりで、夫婦関係も破綻しそうな二宮くん。

迷い込んできた旧型のロボットTANGを修理しようと

発売元(?)を探して旅に出る。

 

なんかねぇ、思っていたのと違うというか

いろいろ軽い感じで、ちょっとコメディなの?という部分もあり。

 

私はゆるキャラが好きだし、テコテコ歩くロボットも好き。

なので、もっとこう、泣きそうになったりするのかなと思ったけど

(ロボットものって、最後壊れたりして、ちょっと泣きそうになるでしょ)

そういうことは全然なかった。

 

 

「痛くない死に方」

 

在宅医師の柄本佑。昼夜を問わぬ仕事に生活は荒れ気味。

それでも、担当した患者の死に、自分のかかわり方が

まったく寄り添っていなかったことにショックを受け

その後、少しずつ、在宅医療の在り方を学んでいく。

 

苦しまずに死ねるかどうかは、ある程度、自分でも選択できるのかな。

そうだとしたら心強いけど、まだまだ患者側には知識もなく、

いや、医師側にも知識がないのかもしれず

どこまで意見を言えるのかは本当に難しい問題だと思う。

 

病院でも自宅でも、心残りなく身内を送ることができたなら

その後の気の持ちようがまったく違ってくるんだろうな。

 

 

「マイ・ブロークン・マリコ」

 

ラーメン屋で見たテレビのニュースで

親友マリコの転落死を知る主人公シイノ。茅野芽衣ちゃん。

 

マリコ(奈緒ちゃん)は、幼い頃から父親に虐待されていて

主人公シイノへの依存が強いかと思えば

暴力をふるう彼氏にも依存している傾向があったり

リストカットもしたり、目が離せないタイプ。

 

そんなマリコとの日々を思い出しながら

強奪した遺骨を、行ってみたいと話していた海に持って行くシイノ。

 

奈緒ちゃんは、精神的に不安定な女性の役がぴったりしすぎて

今、連ドラでやっている「あなたがしてくれなくても」を見ていても

この人ちょっと不安定なのかな・・・と思えてしかたがない。

 

役のイメージが付きすぎるのも問題ですね。

 

 

「ケイコ 目を澄ませて」

 

耳が聴こえないプロボクサー、ケイコ(岸井ゆきの)。

その生きづらさや、行き詰まり、それでも鍛錬を続ける日々。

 

最後に試合があって、倒れても倒れても立ち上がり、

みたいのもないし

トレーニングをしてくれる人との、心のつながり、

みたいのもないし

淡々としているんだけど、そこがリアルな感じでした。

 

ジムの会長、三浦友和の奥さんが

この人、仙道敦子かなぁ・・・と思いながら観ていて

最後にそれだけ確認しました。そうでした。

 

 

内容を思い出すために、いつもここに書くとき、

映画のタイトルで検索して、あらすじを読むんだけど

「痛くない死に方」って検索したら

自殺相談の電話番号が一番上に出てきました。

 

そういう電話って、すぐつながるのかしらね。

そして、そういう電話を受けているかた、本当に大変だと思う。

傾聴を学んでいる人なのかな。

受容の心を身につけている人なのかな。

 

最近(いつもだけど)、夫が仕事が嫌で嫌で

家でもため息ばっかりついてるんだよね。

会社でも、あ~とか、もう~とか、口に出して言っちゃってるらしく。

 

職場で隣の人がそんなだったらホントに嫌じゃない?

不機嫌をまき散らす人って迷惑だよね。

 

幸せなのろけ話より、不幸な話をされがちな私。

そして、不幸な話を聞くほうが好きな私。

女友達の愚痴や不満を聞くのは、いくらでも大丈夫なんだけど

なんでだろう、夫には寛容になれない・・・。