6月10日は入梅ですね。

 

スーパーや直売所に並んだ梅も、黄色く色づき始め甘酸っぱい香りがしてきます。

 

今年は、梅が暖冬による不作のようで、お値段も高めになっています…。

けれど、たくさんの効能に溢れている梅干しなので、今年も漬けたいと思っています。

 

 

毎年、我が家の梅干しづくりは、梅雨の合図とともに始まります。

 

 

 

 

 

梅仕事~梅干し~ の覚書です。

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梅干し① 下漬け

 

 

【材料】

 

・梅

6Kg (青くなく、熟しすぎてなく、成熟直前のほんのり黄色く色づいた梅が良いみたいです。)

 

・塩

自然塩1200g (天日塩・平釜製法など 今年は赤穂の天塩)

 

・漬ける容器

陶器製です。(金属はNG)

 

・重石

梅の重量の2倍の重さ(ない場合は、ペットボトルや、ビニールに水をいれても大丈夫です。要は、梅酢がしっかり上がればOK)

 

・落し蓋

木製のものを使っています。ない場合は皿でも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【作り方】

 

 

 

 

梅を洗って、ヘタを竹串などでとります。

梅を洗っていると、細かな泡が…いきているのだゎ・・と毎回感動します。

 

 

 

 

 

 

 

 

ザルにのせて乾かします。(カビを防ぐため)

 

 

 

 

 

2割の塩をまぶして (3㎏を二つに分けて。

なので、3㎏の2割で600gの塩。)

 

 

 

 

 

容器に入れ、

 

 

 

 

落し蓋の上に重石をのせます。

 

 

 

 

 

 

 

 

冷暗所に置き。梅酢が上がるのを待ちます。

※ホコリなど入らないように、新聞紙をかけてあります。重石が足りないので、ペットボトルで代用。

 

 

ここには、過去に作った梅干しが入っています。

 

梅は年数が経過するほど、塩がまろやかになり、身体をサポートしてくれる微生物たちもいい感じに増えてきます。

 

味くらべをしたくて(*ฅ́˘ฅ̀*)  2Lのビンに入る分だけ毎年取り分けて保存しています。

 

 

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毎年の行事 梅干し作り。

 

減塩が良し。という流れで、数年前までは、塩の量をかなり減らし、カビと戦ってきました。

 

また、ネットでジップロックを使用したとても簡単な梅干しも作ってみたり。

 

けれど、一旦初心に返ることにしました。

梅干しは、保存食。

保存食は、どんな環境にも強くなくては。

冷蔵庫のない時代、梅干しの重さの2割の量で作られていた昔の人たちの知恵。

 

 

 

 

初心に戻ったレシピは、20年以上前に購入した東城百合子先生のこちらの本を引っ張り出して。

 

 

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梅干しの効能

 

 

 

 

梅干しは酸っぱいですが、アルカリ性食品で薬効もたっぷりの保存食です。

 

血液中の乳酸などの疲労物質をアルカリパワーで、中和・解毒してくれます。

汚れてしまった血液を浄化してサラサに・・・・

 

なので、動脈硬化・脳溢血などの予防にもなるそうです。

 

塩分が多すぎなのでは・・・と心配ですが、

天然の塩で作った梅干しは、

梅と塩の効能ハーモニーで、強力な体のサポートをしてくれますᕦ(ò_óˇ)ᕤ 

 

たくさんのいらないモノを取り入れてしまうこの時代には、梅干しはなくてはならない食べ物の一つ・・・なのではないかと思います。

 

 

 

 

 

 

そんな薬効いっぱいの梅干しを、優しく包み込みながら、でもしっかりと天然塩をまぶしていきます。

 

 

自然塩の力で広げられた梅肌の無数の出口からは

たくさんの栄養が水分とともに流れ出て、

一週間くらいすると薬効いっぱいの白梅酢になります。

 

 

 

 

そうして容器の中に満たされた梅酢は、梅たちを優しく包み込混みます。

 

梅と塩と梅酢、その中に生きている微生物たち。

とっても神秘的な光景です(*ฅ́˘ฅ̀*) 

 

 

そして次はいよいよ本漬け。

 

赤紫蘇とのハーモニーは、味に深みが増すだけでなく、梅酢の魔法で、くすんでいる赤紫蘇が色鮮やかなピンクに染まる瞬間!

 

梅仕事の、もう一つのお楽しみです(๑´ᴗ`๑)