女子サッカー「なでしこ」が、ロンドンオリンピックで準優勝を果たした。
私は朝方なので、決勝戦はらくちんに起きられる。といっても、後半からテレビを見たが。
試合は2-1で負け。2点目の取られ方は不用意で、残念だったが、よく頑張った。去年のワールドカップの時は韓国ソウルにいたので映像が見られず、声だけNHKで聞くしかなく悲しかったが、今年のオリンピックはテレビを通してだが生で見られて幸せだった。
決勝戦から表彰式まで見て、思ったことが二つある。
1つ目は、あの表彰式のはしゃぎようはいただけなかった。そんなにテレビに向かってピースしたいか。小学生でもあるまいし。メダルと花をもらって握手してからそのような行動をするならいざ知らず、花をもらう途中やプレゼンターの人と握手をする前からテレビに向かってアピールする。何か礼儀を知らない田舎者のようで悲しかった。
2つ目は、佐々木監督のチームを見る視線だ。よく言えば個性重視、悪く言えば傍観者のように感じてしまう。もちろん、監督は一所懸命にしているし、佐々木監督だからこそ成果はかなりのものがあったと思うが、女子集団の扱いの難しさを佐々木監督から感じてしまった。私も女だが、女の世界は難しい。女は相手の地位や権威では動かない。その人が尊敬できるか、だけにかかっている。個人競技の男監督なら、相手は女子でも1人だからそう難しくない。だが、女子チームになると、それも10人近くなると、大変。女はこの男監督が嫌い!となると一致団結。その時点で、監督の権威はなくなり、誰もその人の言うことを聞かなくなるであろう。だから、佐々木監督のインタビューを見ていると、選手に直接かかわるというよりも、客観的に選手を判断する傍観者のようなコメントが目に付いてしまう。「彼女は○○でしょう」とか、「彼女はやってくれると思います」とか。
まあ、男同士のように「俺について来い」方式は無理だね。女子バレーはまだそういう古典的なものが残っている感もあるけど。女監督でも難しいと思うけど、お互い同性だと心理状況はある程度わかるので、次は女の監督が面白いかな。でもその場合は、国内で探すより、ドイツやアメリカのような女子サッカーの強国から迎えるのがいいかもしれない。今のメンバーが尊敬するような日本人の女子サッカーOBが思い浮かばないこともあるし、男子に韓国の名将ヒディングがいたように、日本にもオシムがいたし、今はイタリアのザッケローニだ。女子にもこうした著名な人を呼ぶと、今の日本の状況ではアメリカやドイツなんか目ではないと思う。
日本サッカー協会、今が女子サッカーへのお金の出しどころだ。