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10年前は家で専業主婦やっていました。19歳で仕事を始めてそれから辞める事無く
働いていました。21歳の時に母が亡くなったので、妹の面倒をみたり、家事をやったり
仕事も練習もして気が付いたら26歳になっていました。

遊ぶ事もなく毎日家計簿をつけて少しでも安い食材を買い料理をしお弁当を作り
まるで父と結婚しているようでした。母が亡くなってから父は体調が悪くよく
夜遅くに救急病院へ連れていきました。血圧と不整脈があり仕事の疲れやストレス
とかまあ色々だったと思うのですが。


妹は20歳前に子供ができ1年程、一緒に暮らしていました。お互いに大変でも
姪の存在は大人の心を和ませてくれました。

1年程して妹家族が出て行く時には悲しくて仕方がありませんでした。父と2人に
なった生活は何だか火が消えたようでした。

その頃から父が体調を悪くしたのだと思います。私と同じで寂しかったのでしょうね。


その頃には携帯電話は無かったので電話の子機を枕元に置き、毎日緊張して
なかなか眠れない日もありました。電話が鳴ると飛び起きて1階の父の寝室へ
行くのです。



私が26歳になった頃には父に夜中に起こされなくなって私も仕事がなんとか
形になって自由な時間が増えて行きました。


丁度バブルの頃の話ですね。世の中は自由とお金が溢れかえっていました。

父は退職をし私は家の買い物も何もかも父に任せて、仕事と遊びに忙しい
日々を過ごしていました。それまで住んでいた家を売り、今住んでいる所へ
新しく家を建てて引っ越したのですが、私はその時父の愛情が重たくて
家に越したくなくて、1年間だけの一人暮らしの約束をしてアパートへ
引っ越しました。父はどんなにか寂しかった事でしょう。



1年があっという間に過ぎてまた1年が過ぎそろそろ家に帰ろうかなぁと。
一人暮らしをした事で父との心の距離は丁度良くなったと私は思っていました。


生活は相変わらずの父に家事をまかせたままのいい年をしたお嬢様のような
生活ぶりで、妹や私の先生(美容室)にはお嬢様何だからね~と言われて
いました。でも私も自分のお給料だけでは父の老後を支える事は無理だと
分かっていましたので、誰か一緒に父と暮らしてくれるパートナーを
探していました。


そんな時に知り合ったのが今の旦那様なんですね~。人間て強く願って行動
すれば願がかなうのだなぁと思いました。


結婚が決まり私の家に同居してくれてマスオさんになった旦那様。
やっぱり始めはギクシャクしてお互いに私の取り合いのようですよね。
ちょっとどうしようかなぁと思っていたのですが、同居1ヶ月で父が
病気になり、私と旦那様と父と妹家族と9ヶ月間は病気との戦いでした。



その後父が亡くなり旦那様と二人きりの生活が始まり、初盆、初彼岸、一周忌
アッと言う間に時間が流れてその後は仕事も辞めていたので、毎日がただただ
過ぎて行きました。


10年前は私が子供を産んで父がその子を毎日保育園に送り迎えをしてくれる
約束の時間です。仕事が好きな私の為に、家事と子供の面倒はお父さんが
見てやるから心配すんなよって入院しても言っていた父。私もそうだね、
早く良くなって家に帰ろうねって言っていました。


父のために頑張ってきた仕事もその頃はなんのために働くのか分からなくなって
いました。ひたすら旦那様のためにご飯を作りワイシャツにアイロンをかけ
旦那様のお客様がきたら沢山のお料理を作り、旦那様が帰ってくるのを
ずっとずっと家で待っていました。


父が健在だったならば家で美容室をやっていた事でしょう。

つい最近まで私は仕事をしていました。6年のブランクを埋めて楽しく働き
ました。父が喜ぶだろうなぁと思いながら。