85キロのエイドあたりから、
さすがに脚の疲れが出てきました。

一旦下って、のスピードはあり、
リスナーさんにも出逢って
ワイワイ話しながら下っていたんですが
脚は重ーい!

フルでいう30キロの壁?!
河口湖周辺は信号で止まるし、
緩やかな上り。

でも、もうあと少ししか走れないとなると
重いとかいうことより、
朝、ここでトイレ借りたね~、
ここに知り合いいたね~、
あの人はもうフィニッシュしたかな~と
振り返ってばかり。

そして、ラストの第5関門!94.5キロ!
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15分前!!

さっきの1時間の貯金は
どこに行ったー!(笑)

残り5キロ。
心臓破りの坂とは聞いてたけど、
半端ない。
そして、暗い。
歩いたら間に合わないともんりー。

声をかけてもらったときは
元気に返事していたけど、
この上り3キロは、
走れる喜びを体中で感じながら、
とにかく前に前にと静かに走った。

ほとんどのランナーが歩いている中、
ただひたすら走った。
すでに、涙が出てきてた。

そんなとき、そのみさん!
真っ暗の中見つけてくれた、
加藤夫妻。
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暗い中、ヘッドライトつけて
自転車乗って応援してくれてた。

また、涙。

上りがなんだ!
絶対に笑顔でフィニッシュしてやる!

他のランナーが、
「3キロ上って、2キロ下り?
それとも4キロ上って、1キロ下り?
4キロだったら間に合わないー!」と
話しているのが聞こえて納得(笑)

5キロからは、1キロごとに表示があって
3キロまで行ったらてっぺん見えて、、、

わ!!!
終わった?!
上り終わった?!
終わったのコレ?!
まだあるのコレ?!

思わず近くにいたスタッフに、
あとは下りですか?って
聞いてしまった(笑)

下りだよ!

の返事でスイッチ入り、
ガンガンスピード出して下る下る!

あれ?まだ脚動くじゃん!(笑)

真っ暗すぎて、録音機が取り出せず、
ラストの音が撮れなかったんですが、
賑やかな競技場の声が聞こえて、
富士北麓公園に入った時は、
涙の栓がポンっと音を立てて抜けた。

寒いのに駆けつけてくれた人。
走ってきて疲れているのに
待ってくれているランナー。

そこにまた仲間がいた。
家族がいた。

もう、涙で前なんて見えない。

トラックに入る前に計測マットを
通過すると、名前やメッセージを
読み上げてくれる。

「浅利そのみさんが帰ってきましたー」

笑顔でフィニッシュしたいけど、
もう泣いちゃってるよ、私!
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うん、一応、笑ってる?(笑)
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坂本さんにタオルをかけていただき、
大号泣しながら、
「楽しかったです」の連呼(笑)

人に聞かれました。

なんで、そんなに楽しかったの?

ずっと楽しかったのに、
なんで泣いちゃったの?

コタエラレナイ、、、

今回は、
初めて自分のために走ろうと決めた
挑戦でした。

前に進みたい自分がいて、
色々なケジメをつけたい、
そして、新しい浅利そのみに出逢いたい。

正直、まだまだ実感が100%わいてなくて
不思議な気持ちで過ごしています。

ただ、私、素直に走ることが好き。

あの場所が、
自分らしくいられる場所なんだなって
改めて。

とりあえず、
ウルトラランナー浅利そのみには
出逢えました。

まだまだ絶賛、模索中(笑)

でも、走って良かった!
そう思える今、最高に幸せ!

長々とお付き合い、
ありがとうございました!

さぁ、これからUTMFの取材に行きます!