カキーン!


山本の打った球はものすごく伸び


そして窓を割ってしまった


「・・・やばくねぇか?あそこって・・・・」


山本の打った弾が入ったのは、応接室だ


「俺とってくるな!」


「気をつけろよ・・・・」


山本は笑顔で取りに行った






「失礼しまっす」


そう言って山本は応接室のドアを勢いよく開けた


「・・・・君かい?窓を破壊したのは」


「あ、ごめんな。飛んでいっちまったから」


「・・・噛み殺す」


そういって雲雀はトンファーを取り出した


「まぁまぁ、ちゃんと弁償すっから」


「関係ない」


そういって雲雀は山本に襲い掛かる


「・・・・弁償するって言ってんだろ」


「!」


山本がボソッと吐き出した言葉に雲雀は恐怖を感じた


そして山本は雲雀を吹き飛ばした


「なぁ雲雀、お前甚振られたことあるか?」


「ないよ・・・」


「ふぅん・・・」


山本は黒い笑いを浮かべ、雲雀に近づいた


「じゃあ今からやってやるよ」


そういうと山本は雲雀をソファーに押し倒した


「!」


山本はいきなり雲雀にキスをした


激しい、長いキス。


「・・・っ・・・!」


雲雀は抵抗しているが、山本は離れない


やっと山本が離れる


「もしかして、初だった?」


山本はまだ黒い笑いを浮かべている


「風紀委員長が風紀乱したらどうなるかなぁ・・・」


そういって山本は雲雀の両手首を押さえた


そしてYシャツのボタンを外していく


「!」


「結構肌きれいなんだな・・・」


そういって山本は雲雀の肌に口付けた


「・・んっ・・・!」


山本はおもしろがってさらに舌を這わす


そしてズボンに手をかけた瞬間


「山本ー!」


と声がした


「ツナか・・・」


山本は咄嗟に雲雀から離れる


「じゃ、続きはまたな?」


口元に笑みを浮かべながら山本は応接室を出て行った


「・・・・」


雲雀はこの年一番の恐怖を山本に感じた


(この僕が・・・)


雲雀は応接室で唖然としていた・・・

『さぁ、今日のインタビューです!』


テレビから流れてくる映像に、自分が写っている


『山本選手!今日も大活躍でしたね!』


『はい!ファンの皆さんのおかげです!』


腕に力が入る


持っていたビンが割れた


「くそ・・・・」


どうしようもない気持ちに襲われた俺は


かつての友人に電話をかけてみた・・・・



















イタリア、ボンゴレ本部・・・



「今日も・・・雨か・・・」


窓から外を眺めていた沢田綱吉は


少し悲しそうな顔をしていた


(会いたいな・・・)


今ボンゴレファミリーの雨の守護者は欠番である


と、いうよりツナが一人の男以外認めないから、雨の守護者がいないのだ



♪~


いきなりツナのケータイが鳴った



「はい、もしもし!」


『ツナか?』


ツナはその声を聞いて驚いた


「山本!?」


『なんでそんなに驚いてんだよ』


会いたいと思っていた山本から電話がかかってきたのに驚かないわけがない


「そ、それで、どうしたの!?」


『ツナに会いたくなってなぁ・・・』


「!」


『明日イタリアにいって一週間いようと思うんだ』


ツナはものすごく驚いている


「で、でも、試合は!?」


『大丈夫、一週間ないから。じゃ、、明日行くな』


プツ、と電話が切られた


「・・・・はぁ」


ツナは微笑みながらため息をついた





------翌日-------



「ツナ~!」


空港で大声で呼ばれたツナは、驚き、すぐに振り向いた


「や、山本!」


山本は黒のスーツを着ていた


「よし、行くか!」


そういって山本は強引にツナを外へ連れ出した


「ど、どうしたの山本!」


「・・・・ツナ、伏せてろ」


え?となったツナを余所に、山本は時雨金時を構える


次の瞬間、スーツ姿の連中がざっと飛び出してきた


「時雨蒼燕流攻式五の型・・・・」


リングに炎が宿る


「五月雨!」


山本は一発で全員を吹き飛ばした


「ふぅ・・・」


山本は時雨金時をしまった


「山本・・・気付いてたの?」


「当たり前だろ?これでもツナの元守護者なんだから」


山本は微笑んで見せた


ツナもつられて笑顔になるが、「元」という言葉が胸に刺さる


「ツナ」


「ん?」


「アジトに連れてってくれよ」


山本はそういってツナと肩を組んだ








「これがボンゴレアジトかぁ・・・」


好奇心旺盛な子供のような笑顔を見せながらしゃべっている山本を


(変わらないなぁ)


と思いながらツナは自室まで案内した


「山本」


「うん?どうした?」


「どうしてこっちにきたの?」


山本はゴクリと息を呑んだ


そして口を開いて話そうとした瞬間・・・


「十代目えええ!!!!!!!」


とツナを呼ぶ声がして、部屋のドアがあいた


「十代目報告で・・・ってなんでお前がいるんだあ!!!!!!」


「よっ!」


獄寺はダイナマイトを構えた


「まぁまぁ・・・それで、報告ってなにかな」


「あ、はい!他ファミリーとの抗争での犠牲者についてなんですが・・・」


ツナの表情が険しくなる


「・・・その話、あとでいいかな?今はお客様もいることだし」


「は、はい・・・」


そう言って獄寺は部屋を後にした


「・・・・大変だな」


「そうだね・・・・」


二人の間に沈黙が続く


「そ、それで、なんでこっちきたの?」


「あぁ・・・・・」


山本の表情がまじめになる


「ツナ、屋上から飛び降りたときのこと覚えてるか・・・?」


「うん・・・」


「俺そんときのお礼、まだ何もしてないと思ったんだ」


ツナは首を横に振った


「そんなの、いらないよ・・・?」


「あの日ツナに助けられなかったら、今の人生を送れてなかった。


野球選手なんてなれてなかったのに、なのに、


俺は・・・テレビの中の俺は・・・へらへら笑ってんだ・・・!


それがどうしてもいやで・・・・」


ツナは申し訳なさそうにまた首を横に振る


「いいんだよ、山本はそのままで。


明るくていつも笑顔な山本でずっといてほしい」


ツナは山本を抱きしめた


「だから・・・気にしないで?」


「そんなの・・・できねぇよ・・・・」


山本はツナを抱きしめ返す


「俺はツナが好きなんだ・・・」


「俺もだよ・・・」


山本の言葉に動揺もせずツナが答えた


「ツナのために・・・なにができる?」


「山本がしたいと思うこと」


(俺がしたいと、思うこと・・・・)


山本は考え、そして閃いた


「わかった。じゃあ一年後から俺をツナの雨の守護者にしてくれないか・・・?」


「え・・・!でも、野球は?」


「やめる」


山本にはなんの迷いもなかった


「だめだよ・・・そんなの・・・」


「ツナがやってくれたことに比べればたいしたことないって」


な?といいながら山本は笑う


「・・・」


ツナは黙りながら山本に顔を近づけた


「ツナ?」


ツナは山本にキスをした


「!」


「・・・わかった。でも、絶対、一年の間はこっちに来ないこと!」


「さびしいのな・・・・」


山本はそういいながらしょぼくれるフリをした


「じゃあ、もう一回キスして?」


「・・・/////」


ツナは恥ずかしながらもう一回キスをした











数日後



「じゃ、一年後にまた来るぜ」


「うん!待ってる!」


「この一年の俺の活躍観てろよ!」


そういって山本とツナは別れた・・・・

外が少し暗くなってきたころ


二人の少年が学校を出て家へと向かっていた


「「・・・・・・・・・・・・・・」」


どちらも何も話そうとしない


決してけんかをしているわけではないのに。


こうなったのには訳があった


--------------30分前-----------------


「山本~!」


グラウンドの近くで一人の少年が叫んでいた


「あ、ツナ!どした?」


山本と呼ばれた少年は微笑みながら聞いた


「山本と帰ろうと思ってまってたんだけど・・・まだかな?」


「もうそろそろだと思うぜ」


「それじゃ、待ってるね」


山本はグラウンド整備をしに戻っていった


(俺も部活入ってれば待ち時間短くていいのになぁ・・・)


ツナはそんなことを考えていた


「ツナ!終わったぜ」


ツナは驚いて後ろを振り返った


「はやくない!?」


「ツナが待ってるから整備がんばってきた」


そういって山本は笑った


「あ、山本だ!バイバーイ!」


「あ、じゃあな~!」


山本たちと同じクラスの女子にも山本は笑って挨拶を返す


(山本って・・・・好きな人いるのかなぁ・・・)


ツナが考え始め表情を変えた


「どうかしたのか?」


「え、あ、いや・・・・山本って・・・好きな人いるのかなぁ・・・って思ってさ」


ツナの表情が暗くなったのを山本は見逃さなかった


「好きな人・・・いるよ。今目の前にいる」


「え・・・・?」


ツナは周りを見回した


山本の目の前にいる人物は自分しかいない


「だーかーらー!俺がすきなのはツナなんだよ・・・」


山本は顔を赤くし、ためらいながらいった


「だって、俺、男だよ・・?」


「男とか関係なく、ツナがすきなんだよ・・・」


ツナも山本もそれから黙ってしまった













そして、今に至る


ツナは、突然の山本の告白に戸惑っていて


山本は、告白したことを後悔していた


「あ、あのさ・・・」


ツナが口を開いた


「ん、あ、あぁ・・・なんだ?」


山本は少し気まずそうにしゃべっている


「好きってどんな感情・・・?」


「な、なんだよ、今更。。。。ツナは笹川がすきなんだろ?」


「・・・・・・・違うかもしれない」


「?」


山本は不思議そうな顔でツナを見ていた


「そうだなぁ・・・・一緒にいたいとか、会いたいとか、声が聞きたいとか、抱きしめたいとか、かな」


「それなら・・・・」


ツナはまっすぐに山本を見た


「俺は山本が好きだ」


「・・・・」


山本は唖然としている


「・・・ほんとか?」


ツナは黙って頷いた


「・・・・!」


山本はうれしかったのか、ツナに抱きついた


「つなぁ!」


「ちょっ、山本!苦しいよ」


ツナは多少笑いながら言った


「あ、あぁ、ごめん」


山本はにやけながら抱きしめる力を緩めた


「もう・・・」


「大好きだぁツナ!」


山本は優しくツナを抱いた


「俺もだよ」


ツナが優しく笑いながら抱きしめ返す


「キスしちゃダメ?」


「・・・・いいよ」


山本の突然の質問に、ツナは恥ずかしながら答えた


「じゃあ・・・・」


静寂の中、二人のキスが交わされた。。。。