猿若祭二月大歌舞伎は、昼2回、夜2回。夜は一昨日と今日続く感じ。昼は前半と後半で1回ずつ。
野崎村 鶴松のお光のラスト、見る度涙😢
連獅子 長三郎の仔獅子が1日おいて見たらやはり良くなっていて嬉しい。足の運び。獅子の毛の扱い。後一日「がんばれー」と思い。勘九郎の親獅子が蹴落とした仔が川面に写るのを見つけて、ふっと嬉しそうな笑顔になるのが素敵だなぁと今日は一所懸命見る
野崎村 鶴松のお光のラスト、見る度涙😢
釣女とすし屋の全く違う芝翫、どちらも亡き勘三郎お兄さんに向けての熱演。今日の権太はいがみを生ききってた。
籠釣瓶花街酔醒 勘九郎・七之助兄弟の次郎左衛門・八ツ橋が、前半から更なる進化を遂げていてお二人がこれから大切に演じ続ける当り役になるんだろうなぁと嬉しく。縁切り、最期のピンと張りつめた雰囲気に二人の力量を感じました。
猿若江戸の初櫓 勘太郎の気持ち良い少年らしくかつ巧みな踊り。福助&芝翫の夫婦、福助の穏やかなにこやかな女房ぶり。じっと見る。
すし屋 では梅花さんのお米、やさしい母、お婆さんぶり(って言わないか)しみじみいいなぁとじっと見る…。
芝翫の権太は男っぽく、抑えた表現のなかに妻子への愛がありました。これが芯にあるのか、父への想いも伝わって来ました。そして母はこの息子がいとおしい。その母にちゃっかり甘えてしまう、そんな自分への不甲斐なさもあって一気に挽回みたいな感じなのかなぁ。仁左衛門丈の権太が喜怒哀楽が鮮やかでやはり花やかなのとは違うけどこちらも魅力的でした。
梅枝のお里、時蔵の維盛は、本当に巧みな人物表現で
感心してしまう。もちろん歌六の弥左衛門も。
連獅子 長三郎の仔獅子が1日おいて見たらやはり良くなっていて嬉しい。足の運び。獅子の毛の扱い。後一日「がんばれー」と思い。勘九郎の親獅子が蹴落とした仔が川面に写るのを見つけて、ふっと嬉しそうな笑顔になるのが素敵だなぁと今日は一所懸命見る
僧遍念のスッスッと高く上がる足の軽快さが楽しく何だか頼もしい。橋之助と歌昇の若々しい間狂言もいいなぁと。中村屋によく似た獅子の入れ事もいい。
今月は春を待つ新芽のような若い人たち(演舞場の團子&隼人も❗)の清々しい奮闘ぶりに感動しました。
でも、それでもやっぱり勘三郎丈に会いたい、そのお芝居を見たいですね
勘三郎丈のお写真の前には白い銀杏の葉が散らしてありました。時が止まっている…やはり何年経っても思ってしまいます。