オデット/オディール 柴山沙帆
ジークフリート 井澤駿
王妃 関晶帆
ロットバルト男爵 中島駿野
ベンノ 木下嘉人
ナレーター 関修人
振付・演出 ピーター・ライト

会場は、バレエを習っていそうな女の子とママが沢山。そしてほんの少しの男の子やお一人様のおじさん・おばさん(私ね)がいました。(笑)
悪役のロットバルト男爵の名前を知っている子も沢山いて裾野の広さを感じさせます。
マイムの話、スポットライト体験、オーケストラの音楽についての話などのイントロダクションから、自然に第三幕へ。
マイムの説明では普段聞くことのない柴山さんや井澤さんダンサーが語りながら振りをするので新鮮。
オーケストラの生演奏(冨田実里指揮東フィル)で見られるのも嬉しい。生は心に響く。

4羽、2羽の白鳥の踊り、第三幕では民族色豊かな踊りが見られて華やかで楽しいですね。踊りはいい、洋でも和でも、モダンでも古典でも。感性にダイレクトに訴えかけてくる…苦手という大人もいるみたいだけれど、子どもはそうでもないような。じっとしてなくてもOKなこうした機会いいと思います。

帰りに子どもには一人に1個コアラのマーチのお土産付き。衣装の展示も大事だけど、たぶんこっちも大事。(笑)まずはしっかり子どもの心を掴みましょう。国立劇場さんも。新開場したら、学校頼みだけでなくお土産も必要かも。(笑)そのためにはスポンサー探しから。

フィリップ・ブロウズさんの美術と衣装も美しい。
バーミンガム・ロイヤルバレエの許諾を受けているということはプログラム自体は自前ではないのでしょうかね。新国で作ればいいような気がしました。

最近バレエを見始めて、何となく「白鳥の湖」は避けていたのだけれど「やっぱり見てみようかなぁ」とおばさんは思いながら帰って来たのでした。(笑)