こんばんは、公に義を貫くことを志としています赤磐市議会議員、公義の志 佐々木ゆうじです。

12月に入ってからちょこちょこと掃除をしてきたお陰で、我が家の大掃除は29日中には全て終わり、昨日30日、そして大晦日の本日は一年を振り返るには絶好の時間となりました。今年も残すところ後、5時間。大晦日の静かな時間を過ごしながら今年一年を振り返ってみました。

 

(地方議員は地方だけではなく国際情勢にも明るくないといけないと思っています。世界のなかで日本が。そして日本の中で赤磐市がどんな役割を果たすのか?それが大切だと考えています)

 

―国際情勢と我が国の今後について―

 

本年2月24日。米国をはじめとする国際社会の警告と自制を求める声に反し、ロシアは隣国ウクライナに軍事侵攻を行いました。ロシアは、この軍事行動はウクライナ政府に虐げられている人達を救済する人道主義的なものであり、決してウクライナとの戦争ではないと強弁を振るい、そしてこれは人道支援に基づく特別軍事行動であり、NATOや米国が軍事力を以ってウクライナとの間に入るならば、それはロシアへの攻撃と見なし、核の使用をも辞さず、ロシアは第三次世界大戦を怖がっていない。とも宣い、平和を望む世界を核兵力で恫喝しました。

NATOと米国を合わせた兵力はロシアの約10倍。米国やNATOが本気でウクライナとロシアの間に入ればロシアなどはひとたまりもありません。しかしNATOも米国も一歩も動けませんでした。

 

なぜか?

 

それはプーチンの覚悟が常軌を逸しているもので、発言どおり核を使用した世界的な戦争に発展した場合、その被害はとてつもないものになるということが頭に浮かんだからでしょう。

 

NATOや米軍が直接的に動くことができればウクライナへの軍事行動を治めることができますが、核の使用と第三次世界大戦をほのめかすプーチンによってそれが出来ず、この問題解決は来年へ持ち越しとなりました。

 

―私たちの生活について―

 

このロシア問題はウクライナだけではなく、私たちを含む全世界的な資源不足を発生させました。特には電気・ガスの高騰、原材料となる小麦の高騰により、様々な生活物資の値段が高騰しています。政府は公的資金(私たちの税と将来の負担(国債による資金調達)を投入し物価高の抑制に努めていますが、いつまでも資金が耐つ訳はなく、将来の生活不安は拭えません。

 

―賃金上昇について

 

中国の政情不安などからサプライチェーンを国内に戻す動きが出ています。これによって本来であれば労働需要が高まり、賃金上昇に向かう筈ですが、政府は安い労働力として外国人労働者の積極活用と非正規雇用を進めています。発展途上国の外国人の方々については、日本で先進的な技術を身に着けて貰った後、帰国し、産業や各種分野で中心的な役割を担けるようになって頂きたい。そして国を栄えさせる機会(人材)になって欲しい。外国人の労働の受け入れはそういう国際貢献が本来の趣旨であった筈です。また、非正規社員の活用は多種多様な時代のなか、どんな状況の方であっても仕事に就くことができる、そんな柔軟な雇用労働環境を創造することが本旨であった訳ですが、残念な事に経営に利点を置くことに目的が移り、仏作って魂入れずの状態になっています。その弊害が賃金上昇に発生しているといえます。

 

 

この他、清水寺のご住職が本年を表す漢字、「戦」で表現したように本年は色々なことがありましたが(すべて書ききれません。すみません)、私が今年一年を振り返って思うのは、いま世界は過渡期であるということなのだろうということです。

そしてこの後の世界は、この過渡期で色々と経験した私たちが成長し、新しい価値観の下、平和で明るい社会創りを進める“責任”を与えられた一年だったのだろうと感じています。

大晦日の今夜、一年を振り返るなかで感じた来年への責任感をこの身に刻み付け、平和で安心できる社会を創造するため全力で挑みたいと考えています。

 

本年一年ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

よいお年をお迎えくださいませ。

 

 

令和4年大晦日

岡山県赤磐市議会議員 公義の志 佐々木ゆうじ