おはようございます、公に義を貫くことを志としています赤磐市議会議員、公義の志 佐々木ゆうじです。

 

 

さて昨日(8月12日水曜日)のこと、本市赤磐市の市立中学校の教諭が新型コロナウィルスに感染したと報道がありました。

この件について昨日の夕方ぐらいから電話が鳴りやまず、昨夜にかけて市民から多くのお問い合わせとご意見をいただいています。

そのようなこともあり、今回の件で私が思うところを少し書かせて頂きたいと思います。

 

先ず本市における学校現場での事例は二例目で、今回も前回同様に接触のあった児童・生徒に対してPCR検査などは実施しないとのことです。

前回もそうでしたが、私はこの点について大きく違和感を抱いており、市としての責務が果たされていないと思っています。

 

感染対策や感染調査は岡山県が実施機関となっています。この様なことから私達の赤磐市には県が行った調査結果や判断結果内容が下りてくるだけになっており、関わり代がほとんどない状態です。しかしながら県の権限範囲であったとしても赤磐市に住む住民は岡山県民である前に市民である訳ですから、市としての責任感で感染予防策を講じるべきです。

 

今回のケースでは自覚症状の出る二日前の8月3日から授業を行っており、発熱など自覚症状の出た後の8月5・6日にも生徒たちに授業を行っています。これらを合わせえると、4日間授業を行い生徒と時間を過ごしていることになります。

 

ご存じの通りこの新型コロナウィルスは自覚症状の出る前から感染力があるとされており、8月3日の授業もそうですが、自覚症状の出た後の授業においても多くの生徒たちと接していることから、生徒たちに感染が拡大している可能性があります。加えて生徒(親御さん?)と個別懇談も行っており感染拡大への心配が募るばかりです。更に加えてその後の8月8・9日と部活動に参加しており、試合に同行するなどしています。

 

以上が岡山県の方から告げられた一連の事項となりますが、県の言い分では授業中はマスク着用、個別懇談はマスク着用でアクリル板設置、部活動での試合同行もマスク着用していたので感染予防は徹底されているとのことです。

 

県の言い分や判断は受け止めれば良いと思いますが、住民の健康を守り安全・安心への責務を持つ赤磐市として、県が言っているからこれで良いと言えるのかということだと思います。

私はやはり「県の言うことは理解できました。しかし市民から責任を預かる赤磐市としては独自の判断で防疫対策を講じます」とするのが正しい姿勢だと思います。

 

ともざね市長が防災無線を多用することについても、私たち議会(議長)からは、放送内容や回数などの運用について再検討した方が良いのではないかと進言していますが、市長らは耳を貸さず独断でやり続けています。加えて本件についても制度がそうなっているにしても県に責任を転嫁するのではなく、市として責任を果たすべきではないかと進言していますが耳を貸そうとしないようです。

一般的に言われているように新型コロナウィルスの感染力はマスク一枚で防ぎきれるものでもなく、親や家族としては子供の健康のため一応検査はして欲しいと思われるのではないかと思います。ご心配痛いほど解ります。

 

一方、市長は「県の調査では、濃厚接触者の感染は確認されていません」と、市民を預かる市長としての責任を感じさせないコメントを出しています。市としての調査・検討はどうなのでしょうか。県がそう言っているからでは無責任ではないかと思います。

(子供の健康が心配される中、少しのん気過ぎるではないかと思います)

 

住民と生活に本気で向き合う、そんな責任ある市政が求められています。

 

 

公義の志 佐々木ゆうじ