本日、平成29年11月26日(日)に行なう定例の街頭演説会のお知らせを以下の通り致します。
・11時頃〜 マックスバリュー桜ヶ丘店前交差点
・11時45分頃〜 デオデオ山陽下市店前交差点

・12時15分頃〜 マルナカ山陽店前
の予定で行います。
今回の街頭演説のテーマとしましては、「見せかけの財政黒字」でお話させて頂きます。

 

 

平成23年11月6日から始めた定例の街頭演説の丸6年を過ぎ7年目に突入しました。

6年前の赤磐市政や市議会を振り返りますと、知識の低い議論が行われ、本当に議会議論かと感じるようなことが多数ありました。

その現状を打破するべく私は市議会へと殴り込んだ訳(表現悪くすみません。。。でもそんな気持ちだったのです)ですが、徹底して財政の問題や国政や法律的な見地で行政のあるべき姿を訴えたところ、この4~5年で大きく変わったように思います。

特には行政改革の意識、財政課題の重要性その在り方などについては、市役所の広報誌”公報あかいわ”で何度も市民に報告されるようになりましたし、議会の中でも財政上の課題や行政改革の最中という言葉が交わされるようになりました。

あれをやれ、これをやれと借金よろしく、予算確保そっちのけで要望ばかりしていた以前の市議会から言えば大きな成長です。

このように以前に比べ少しは専門性に富んだ議員らしい議論が出来るように成長した赤磐市議会です。

 

しかし反面、市の方は行政改革を盾にし、議会の方からの市民要望を遠ざけるようになりました。

その結果、歳入と歳出の差が約10億円のくらいの黒字になり、平成28年度決算値でいうと平成29年度に約3億円の繰越が出来ましたし、その他の税は財政調整基金(もしもの将来に備える市の預貯金と考えて下さい)などに積み足しを行うことが出来ました。

これは行政改革や市役所の財政感覚を求める私の声や、議会の見守る目などが一定の効果を出し、予算の見直しなどが行われた結果である訳ですが、他方、この現状は市民生活が犠牲になっていることを表し、市役所や市長が財政改善を成果として大きく掲げるには寂しい内容になります。

私が思いますのに、現在のように市長や市役所が財政の黒字化を成果として掲げるならば、その対価として何が削減を受けたのか?市民生活にどのような影響があるるのか?などの表記を並べなくては市民納税者判断の元を作ることが出来ず、一方的な情報発信になってしまうと思います。それは間違った市民認識を作ることでもあり、主権在民の民主主義における為政者として絶対に行なってはならない行為だと思います。

また黒字化に関して私の考えを述べさせて頂きますが、現在の税収が伸びないので支出を削減し黒字化するのは、市として成長はなく、黒字を喜ぶ根拠にするのは間違いです。加えて予算の削減が市役所に関わる行政経費を見直すことで実現しているのであれば結構ですが、本市赤磐につきましては、その大半は市民生活関連予算が見直し・削減を受けてのことですから、黒字化している約10億円は、生活者が犠牲になってのことですから喜ぶことは出来ないと思います。

皆さまご承知のとおり私たち市議会議員は為政者の監視・監督、市役所業務の監督・監査・監視を行うのが仕事です。

市長ら為政者が、作為、不作為関わらず、市民に対して十分な情報発信を行わず、有権者として適切な判断が行えない現状が発生するのであれば、代わって発信を行わなくてはなりません。

本日はそんな観点でお話をさせて頂きます。

 

乞うご期待です。

公義の志 佐々木ゆうじ