Amazon輸出ビジネス達人養成講座 PRICE CHECK著 を読んで | 朝岡プロのブログ

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PRICE CHECK著のAmazon輸出ビジネス達人養成講座を読んだ。

私はAmazon輸出ビジネスに関しては達人どころが中級者くらいだと思うが、それでも特に目新しい情報はこの本からは得られなかった。

基本的にはAmazon輸出本の先駆者的な山村 敦氏著の月に100万稼げる「Amazon輸出」入門の内容と同じ+自らが経営する有料ツール(価格改定ツール+価格変動データ取得ツール)の宣伝といった内容である。


価格変動に関しては現在億ポケにしてもAmashowにしても蓄積データが少ないためか国内版と比較するとかなり見劣りして、いまだ実用レベルとは言いがたい。

なのでPRICE CHECKのツールは興味があってちょっと調べたら、まずはPRICE CHECK価格ツールを購入しそれのオマケという形らしく、それだとようはアカウントデータ丸抜きになってしまい怖いので導入をやめた。

(ググったらツール自体よりも、そのツールをつくるプログラマ募集(報酬50~100万円)のが先にヒットしまい原価がわかってしまったのはご愛嬌)


そしてここからは、私は周りにセミナー等で稼いでいる友達がいない故にタブー無く書ける本当のこと。および、この本に限らないことです。


「これをやれば簡単に儲かります」という商材、セミナーがあふれている昨今であるが、基本的に


これをやれば簡単に儲かります」という商材は100%絶対に存在しません


正確に言うと、かつては本当に「これをやれば簡単に儲かります」だったかも知れないが、それを商材にして売って広めた時点でそれは過去のものになります。

予言のジレンマと同じですね。

このような情報商材が生まれては消えていく仕組みとして


①まず誰かが、とある市場で月に300万円簡単に稼げる方法を見つけたとします。

②もう一人がそれに気付きシェアを奪い合うために収入は月150万円になります。

③その人が友達に教えたために収入は一人頭月100万円になります。

④月100万円でも十分おいしいでしょう。そのままにしておけば長く毎月100万円ずつ三人が稼げます。

⑤しかし人間はそのようには絶対に行動しません。誰か一人が抜け駆けしてもっと儲けようとして「月100万円稼げる方法教えます。50万円で買いませんか?」と抜け駆けします。これを囚人のジレンマといいます。

⑥結果的に参入者が増えて過当競争になるので後から参入した人はババ引きです。情報商材を購入したことがある人間の名簿が最も高く売れる名簿の一つであるというのもうなずけます。


基本的にはすべからく全ての稼ぐ手法はこのルートをたどります。

⑤の時点では一応まだ月100万円稼げていたのですから、完全な詐欺ではありません。そしてその情報を購入した人は売った人と同じビジネスをやるつもりでいるでしょうが実は違います。
情報を購入した人はそのビジネスで稼ぐことが目的ですが、売っている人は商材を売ることが目的なのです。

ここが似ているようで大きく違うところです。

悪い言い方をすれば、子ねずみが儲かろうが損しようがどちらでもいいのです。儲かっていれば、宣伝になり、さらなる子ねずみが増えるだけです。


これは気付いている人もいるんでしょうけど、そういったことで稼いでいる知人がいたり横のつながりがあって多くの人は、なかなか正直に言えないのだと思います。

例えば今回のAmazon輸出ビジネス達人養成講座なんかでは実際に売れる商品が紹介されていますが、当然とっくに過当競争になっており、赤字やメーカーから価格崩壊で出荷停止になっていたりするのが現実です。

なので、もしあなたがこれを読んでさらにもう、一ひねりできる能力があるなら参考になるかもしれません。ただし本に書いてあることをそのままやってるだけでは、食い物にされるだけです。