糖質を摂ると太るは誤解? | 美和ペディアの「細胞が輝くホリスティックヘルス」

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ロサンゼルスのホリスティック栄養士、Miwaです。 OL時代にリウマチ・膠原病を発症。食事療法・心理学・ヨガ等にて1年で難病克服。食のセミナー講師、ヨガ講師を経て、統合栄養学、スポーツ栄養学を専攻。実践で使える食と栄養学、セルフケア、オーガニック情報を発信中

 

今日は

 

【糖質を摂ると太るは誤解?】

 

 

【エネルギー源を糖質だけに頼りすぎていると

どうなるか?】

 

 

の2点について、ごく簡単にご説明しますニコニコ

 

 

 

 

先ずは

 

【糖質を摂ると太るは誤解?】

 

から。

 

 

私達が生きるためにはエネルギーが必要ですよね。

 

そのエネルギー源となるものを食事から摂る

必要があります。

 

 

エネルギー源になる栄養素は

 

三大栄養素と呼ばれる

 

糖質、脂質、タンパク質です。

 

 

それらをバランスのとれた割合で摂取するのが

栄養価の面でも、エネルギー産生的にも

バランスが良いとされます。

 

 

 

カロリー摂取の割合は、

 

糖質からが45-60%

脂質からが20-25%

タンパク質からは15%-25%

 

ぐらいが目安。

 

 

実際に自分にとってのベストな割合は、

年齢、活動レベル、体質、健康状態によって

変わります。

 

 

 

糖質の摂取割合が圧倒的に多い食事をした場合、

このバランスが崩れることになります。

 

 

例えば、極端な話ですが、

肉、魚、卵、油脂類を摂らずに

 

「野菜とご飯」

 

もしくは

 

「野菜とうどん」

 

といった食事ばかりを続ける場合

 

 

必要摂取カロリーのほとんどを糖質から

摂っている状態になります。

 

 

そんな食事でも、

 

粗食でカロリーオーバーしていなければ

 

痩せていて脂肪が増えない人もいるし、

 

むしろ、前より粗食になってカロリー摂取が

減ったことで痩せることもあります!

 

 

 

糖質が太ると言うのは誤解で、

必ずしもそうではないと言えます。 

 

 

極端な話、おにぎりだけ食べて痩せることも

可能です。

 

 

但し、健康的かどうかは全く別ですよ😆

 

 

偏った食事を続けていると栄養不足になるし、

 

短期的には痩せても、

長期的には栄養バランスが崩れて体調を

崩してしまう可能性大です。

 

 

糖質の摂り方によっては、

血糖値の急上昇の問題も出てきます。

(血糖値のお話は長くなるので

今回はスキップしますね)

 


 

逆に、主に脂質からエネルギーを摂取する

糖質制限ダイエットで必ず痩せるのか?


というと、そうとも限りません。


もっとエキストリームなケトン体ダイエットも、

体質的に向いている人と不向きな人がいます。

(それについてはまた今度ポストします)


いずれにせよ、長期的に続けるのは

無理があるし、難しいですよね。




ちなみに、

の周りのナチュラルにずっとスリムな

スリム美人さん達は

糖質制限ダイエットとかしてません。

 


みんなに共通することは、


食と健康的に付き合えていること。


食に感謝して食事をエンジョイしていること。


体の声を聞いて食べているから、

腹八分目の心地よさを知っていて、

満腹になるまで詰め込んでいないこと。


量より質だと思っていること。



 

長期的に健康でフィットであるためには

 

痩せる、痩せない

太る、太らない

 

に限らず

 

バランス良く食べるのがベスト!




バランスよく食べて健康的に痩せるのが

ベストです。




痩せるための食事より、

食事の質をアップする⤴️


という目線の方が



長期的に美しい体型をキープできるし、

健康レベル、幸せレベルもアップ⤴️



 

 

ここで2つ目の質問

 

【エネルギー源を糖質だけに頼りすぎていると

 

どうなるか?】

 

に注目してみましょう。

 

 

復習になりますが、

 

食事の摂取割合が糖質に偏っていると、

 

エネルギー源も糖質に偏っていることになります。

 

 

炭水化物中心で、低脂肪、低タンパク質な

食生活と言うのは、

 
エネルギー源のほとんどを糖質に頼っている
状態ですね。
 
 
先程、だからと言って必ずしも太るわけではない
言いました。
 
 
但し、太る太らないに関係なく、
ダイエットに都合の悪いことが起きます。
 
 
 
それは何かと言うと、
 
 
エネルギー源を糖質に頼っている状態が長く続くと

 

 

「脂肪をエネルギーに変える能力が衰える」

ことです。

 

 

脂質の代謝が悪くなる

 

 

つまり、

「脂肪が燃えにくい体になる」ということです。

 

 

特に運動をしていない人は要注意。

 

 

脂肪をエネルギーにする能力には個人差が

ありますが、永久的に変わらないのではなく、

鍛えることが出来ます。

 

 

例えば、有酸素運動をした時に、

スタート時は主に糖をエネルギーとしていますが、

心拍数が上がりはじめてから20分以上経つと

脂肪によるエネルギー産生が活発になります。

 

 

 

毎日1時間の有酸素運動をしたとすると、

何も運動しない時と比べて、

脂肪をエネルギーにしている時間が増えるわけです。

 

 

日常的に有酸素運動をする人や、

普段から糖質の摂取が少ない人は、

脂肪をエネルギーにする能力が鍛えられて

高くなります。

 

 

逆に、普段の食事が糖質に偏っていると、

脂肪をエネルギーにする能力が低くなり、

脂肪が燃えにくい体質になるという現象が

起きるわけですね。

 

 

 

太るとか痩せると言うことを別にしても、

健康を維持すると言う意味で

 

 

偏った食事は理想的ではありませんよね。

 

 

 

糖質は制限するより、

質の良い糖質に変えること。

 

基本の摂取割合の目安をベースに、

自分にあった摂取割合をキープすること。

 

 

そして、1日に必要なカロリー摂取量は

年齢、体重、活動量とともに変わるので、

 

今の自分に必要なカロリーがだいたいどのくらい

なのかを把握していることが大切です。