お:アンコールポッドキャストエディションをお聞きの皆さん、ポルノグラフィティの岡野昭仁です。

し:新藤晴一です。

お:さて、今回は2024年1月から3ヶ月に渡り行われたアリーナツアー、19thライブサーキット”PG wasn't built in a day"のファイナル公演、有明アリーナ2日目のライブのセットリストプレイリストと合わせて、この25周年ツアーの振り返りをポットキャストでお届けしようという企画になっております。

し:はい

お:ポットキャストは二部構成となっておりまして、今お聞きいただいている前編では、ライブ本編のセットリストの振り返り、後半ではアンコールで披露した楽曲や、8月9月に開催することを発表した、僕たちの地元因島でのライブ、そして横浜スタジアムでのライブについてお話ししていこうと思います。

それでは早速本編の振り返りをしていこうと思うんですけども。

ええ、今回の”PG wasn't built in a day"、どんな感じを意識してツアーを作ったか?

し:あの〜、コロナでした、これまで。

で、やっぱりいろんな制限がかかる中でツアーもやってきたんですけれど、今回やっと、ええと、全ての制限がない、ということは声も出せるっていう、3年ぶりくらいかな〜

お:4年半です。

し:4年半ぶりなんですね。で、その中で、やっぱり、ええと、まずそれを祝おうじゃなかいかと、その、ライブを思う存分楽しめるような世界に戻ってきたねっていうことをするために、コールアンドレスポンスっていうことをまず最初に。

お:そこからね

し:コールアンドレスポンス、一緒に歌うとかね。コールアンドレスポンスとかみたいな曲で、まずそれを祝おうじゃないかっていうところから一ブロック目が始まっていて。

ま、ポルノグラフィティ、我々でいうと元祖コールアンドレスポンスっていうとやっぱりセンチュリーラバーズっていう曲が。

ま、これは最初期の曲なんですけれども、ファンの方達も、この、ええと、これはあれですもんね?このセットリストのポットキャストで聞けるのは音源ですもんね。

お:普通の音源。

し:音源だけど、ま、ライブでは、そのテーマメロディみたいなのをファンファーレみたいにアレンジして、本当にお客さんの声から始まるような、オープニングになってました。

お:はい。まあ、ここから4曲ほど、そうやってお客さんにしっかり声を出してもらうっていうね、曲が続いて。

ええ、もう4年半ぶりですから、あのファンの皆さんもね、すごいほんまにファンの皆さんの声がマジでかすぎて。

自分達がイヤモニして、その本当はあんまり外の音って聞こえないはずなんだけど、相当だよね、お客さんのあの歌声は。

し:そうですね〜。我々は演奏者だからあんまり見えなかったけど、見えなかったっていうのはその我々の背後にあるモニターには、えっと、この最初の方のブロックはお客さんの姿を映してたんですよ。で、やっぱりその、本当に感極まる方もいらっしゃったり、本当に大きな声で歌ってる顔とかが後ろに映ってて。

さっきも言ったけど、ま、お客さんの声で始まるライブだったし、最初のブロックはお客さんの声とその顔表情が一番の演出になっていて、

お:うん、そうね

し:そう、ま、盛り上がったなって感じですね。

お:ま、だから、これを考えて、初めにそのコロナだから4年半のね、解禁、声出し解禁って言ったけど、やっぱお客さんっていうのはこのコールアンドレスポンス、ライブをしに来て、ライブに来て、そのコールアンドレスポンスをすることがなんか、僕らとのやり取り、アーティストとのやり取りというか、やっぱりその名の如く、そういう意識がやっぱ、そうじゃないとライブじゃないくらいの意識なんてことはよく分かったよね。これね。

し:ま、そうですね。

お:本当に

し:コロナ禍の中でも、声を出せない中でも楽しもうお互い楽しもうという努力はしたけれども、やっぱり出せたほうがいいよね、的な。

お:そうそう、ほんまにそれはそうです。これは、なかなか、歌い手としてはなかなか飛ばした4曲ですよ。これは。ええ。

し:M2のテーマソングは、それこそ声を出してはいけない時に、えっと、いけない制限があったときに、出して、本当に一緒に歌うための曲だったわけでしょ?

お:そうそう

し:それが今回初めて歌えた

お:やっと歌えたっていうね。やっと一緒に歌えたねっていうことも僕も言ったけど、なんか、それを僕らも喜んでたけど、ファンの方々、僕ら以上に待ってたっていう。それがまた感動的だったなと思いますね。なんか。はい。そんな感じで、なかなかぶっ飛ばした4曲ですよ。この4曲はね。

え〜、そっからまあツーブロック目というか、僕ら勝手にツーブロック目って呼んでるんですけどね

し:まあ、MC挟んだら変わるみたいなイメージですね

お:そうそうそう、こっからも飛ばしますよ、うちら、やりますよ。ね。

あの、まあ、まあ、自分たちのこう周年のセレブレーション、俺たちのセレブレーションって曲もあったりして、ここで皆さんとお祭り騒ぎをするみたいな。でもなんか、もちろん周年ライブじゃけ、ええと、なるべくこうはじめてライブに来た人とか、そういう人たちにも分かりやすいものにしたいというのがあって、そういう、こう並びにもなっとんですけど。

でも、このM7にアニマロッサっていうちょっと地味目なシングルみたいな、そういうのを置くべきだろうみたいなね、もちろん、あのもしかしたらちょっと知らない人もいるかもしれないけど、まあ、ここからまた、もしかして入口になって、ポルノのね、深掘りしてもらえる感みたいな。そんなことを思いつつ、アニマロッサって曲を入れたり。

し:この俺たちのセレブレーションは15周年の時に作ったんでしたっけ?

お:15周年の時に作りました。

し:まあ、15周年、周年の時にまたこれも自分たちのアレを〜周年を自分たちで祝おうみたいな曲にはなっているんですけども、ま、それも25周年にも相応しいだろうっていうところですよね。

お:そうですよね。なんかMCで言うとったやん。今回のツアーからコンタクトレンズをつけたっていう。

し:おお〜

お:新藤晴一さん。

し:はい。うん、えっと、人生でもつけたことが無くて。えっと、もちろんライブはメガネをしなかったんで、まあ大体ぼんやりとは見えてはいたんですけど、それぐらいしがやっぱこう緊張しなくてちょうどいいかなと思っていたけども、やっぱね

お:いよいよ見えんくなった?老化で

し:違います。いやいや、それもなくはないけど。やっぱり同じ話なんだけど、なんか自分たちに向けて声援を送ってくれたり、音楽を楽しんでくれたりする人たちの顔が、もうちょっとちゃんと見たいなと思って。

お:25年経って。

し:25年経って、本当になんかもったいないなとも思ってたりして。まあ、あの、イヤモニもそうなんですけど、イヤモニは演奏する人に絶対必要なんだけど、なんか直で声が聞きたく、聞きたいなとも思ったり。

お:うん

し:ちゃんと見たいなって。やっぱこの時間を本当に楽しまないと損だなっていうふうに思ってくるようになりました。

お:なるほど。もう楽屋で大騒ぎしながら着けとったね、コンタクト。

し:あかんのよね、入らんのよね、あれ。

お:昔、俺、とうの昔にコンタクトのそのアレを終えてっからさ。それがもう何やっとんねんってずっと思ってたけどね。

なかなか入らんのやけど、コンタクトが〜みたいな

し:コンタクトを入れようとして学びがあるのよ、やっぱり。

お:ええよ。その学びはもう良かろう。50で。

し:違う違う違う違う違う、いれるっていう学びじゃなくて、大体まつげに引っかかるんよ。

お:知ってる。

し:コンタクトが。

お:知ってる。

し:やっぱまつ毛って異物が入らんようにできとんだなと思ったんよ。

お:知ってる!

し:いや、思ったんよ。

お:知ってる!

し:こんなに時間すぐなくない?あ、なるほど、

お:だからこうやって自分で広げるんよ。自分で。

し:でも俺の下まつ毛はそのコンタクトを嫌がるわけよ

お:よう守ってくれとったんよ、埃を、今までね。

し:それを学んだなと思って。まつげについて。まつげについてなんかありがたく感じたことってそんなこと初めてよ。

お:なるほどね。50、齢50を前にしてね。それを感じたのも良かったんじゃないかと。

はい、ま、そんな感じで、ええ、まあ、次はこうセンターステージの方に。あの、この、そうかM8は、こう日替わり曲みたいな感じでね、有明はメリッサを、ファイナルはメリッサをやってるんだけども。

あの、ミュージック・アワーと日毎に変えたりして、そんな感じで二日間あるところは変えたりしてやったりもしました。

センターステージ、センターステージ、あ、このええ〜セットの真ん中に僕の目の前にグーっと伸びた道の先で二曲披露ということでね。

し:今回はセットのテーマが、まあ、ええと、PG wasn't bilt in a dayっていうことで、まあ、ローマは一日にして成らずに引っ掛けた25周年、25年でポルノができたテーマだったので、セット自体がここまで続く道みたいになってて、その道が、ああまあセンターステージ、花道?

お:センター花道?走り込み?

し:花道が曲がりくねった道みたいになって、っていうセットでした。そこの真ん中で、ええと、アコースティックセッションをしました。

お:そうでしたね。アコースティックで、二曲。まあ、結構レアなというか、シープソングオブティーンエイジラブソルジャーっていうね、割とあのカップリングナンバーで地味めな曲っちゃ地味めな曲をやったんですけどね。

し:はい

お:ま、こんなのをまあMCでも言ってたんですが、喜んだりしてくれて、ファンが。こういうのがありがたいね。なんか、そういうある意味シングルみたいな分かりやすい曲っていうことだけじゃなくて、もっと細部まで僕らをこうちゃんと見ようというか、深掘りしようというのが、そのファンの人のね、口ぶりからとか態度からこう皆さんわかるというかね。反応からわかるっていうのがありがたいなと。

し:そうですね、まあ、こういう曲をやっていかないとたくさん曲があるんでね

お:そうね、

し:あの、知ってる曲を聴いてもらうのもいいけど、まあこういう、こっちからもこんな曲もあるんだよっていうことを提示するのも大切かなと思って。

お:そうですね、はい。ではこのセンターステージから帰って、センターステージではないな、真ん中の道から帰って、またエンドステージで歌うと、二曲。ええまあこの夜間飛行、これ良かったですね。

し:良かったですね。

お:これの緊張感が、ある、この音数の少ない、こういう曲をやるっていうのは、まあこれもアルバムの一曲だから、まあそんなにすごくメジャーな曲ではないけど、周年でやるっていう意味ではそういう意味ではこう一つ勇気がいるというか、なんかね、あの〜、どういうふうに捉えられるかっていうのはあったんですけど、これ、いいですね、やる方としてはこの緊張感が。

 

つづく