今日は暖かいよ、いいお天気だよ、と声をかけてカーテンを開けて起こす。

すまんなぁ、世話になるなぁ、とお利口な受け答え。

次に覗いたときは、自分で着替えを済ませていた。機嫌よさそうだったので、ごみだしを頼んだら快く行ってくれた。缶の集積場所が分かったかな。


帰ったら、洗濯物は洗って片付けてあるし、風呂も洗ってある。娘も今日はごきげんやったと言っていた。

でも、今月分の食費を払っていないから払うとか、満期になった定期預金のこととか、先週わたしとお金や通帳を確認して、わたしに預けると言っていたことをすっかり忘れている。

あの時は、繰り返し繰り返し、
「あぁ、これで安心や。ママに預かってもらってほっとした」と言っていたのに。

「もうこれで何にも考えなくていい。安心した。後はママに任せたからママが好きにしてな」とまで言っていたのに。

予想通りと言えば予想通りだけれど、じゃあ今後どうしていけばいいのかとあれこれ考えあぐねている。