お月様しし座お月様しし座お月様しし座お月様しし座お月様しし座お月様しし座お月様しし座

 

高校一年生のとき不登校になり
ひきこもった次男は、
その後立ち直り、

通信制高校に
通うようになりました。

大学進学に向けて
受験勉強するようになり、
志望校に合格。
親元を離れて
一人暮らしをしています。


 お月様しし座お月様しし座お月様しし座お月様しし座お月様しし座お月様しし座お月様しし座

  



「やさしい」と言われても


次男は

「やさしい」と言われることが

多かったです。


学校の先生や

おばあちゃん、

家族からも

この子はやさしい子だと

言われてきました。



高校でひきこもってしまった時も、

どうして次男がひきこもってしまったのか

探る中で、

中学3年の卒業の時にもらった寄せ書きに

目を通してみたことがありました。


寄せ書きを見ると、

クラスの仲間からも

「やさしい」といくつか書かれていました。

助けてもらったとか。


いろんなリーダー的役割も

立候補したり

推薦されたりして

やってきたことが多かった中学時代でした。



ただ

僕はリーダーには向いていないと言って、

悩んでいたことも知っています。



僕がその役になることで

その場が丸くおさまるならと、

引き受けた役もありました。




周りの状況とかその場の雰囲気、

いろんなことを敏感に感じ取って、

みんなに合わせようとする、

そんなやさしい子でした。

繊細だ・・・とも言えますね。




母さんの期待も、

敏感に感じ取っていたと思います。

やさしいので、

それに応えようと

がんばっていたんじゃないかなと

思っています。





やさしいからがんばってきたけれど、

誰かの期待に応えたり、

みんなに合わせたりすることが

だんだん苦しくなってきたことも

あっただろうなと思います。



「やさしい」って

いいことなのに・・・。

やさしさゆえに、

本当の自分を出せなくて、

苦しんでしまうことも

あったんだろうな。




次男は

「やさしい」と言われる自分のことを、

「ぼくは特にほめるところがないから、

仕方なく『やさしい』と言われる。」

と、あまり嬉しくはないようです。


「そんなことはないよ。」

と言っても彼には響きません。




「やさしい」って、

受け取る側が

どう捉えているかによって

ほめ言葉にならなくて、

難しいなと感じてしまいました。