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高校一年生のとき、

 

次男は突然学校に行けなくなりました。


いつ終わるかわからない

不登校・ひきこもりの日々。



そこからようやく抜け出して、

 

通信制高校に通うようになりました。



みんなから遅れてしまったけれど、

一からやり直して

大学進学を目指します


キラキラ


私立大に合格して、

春から大学生になることが

決まりました
気づきダルマ


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合格発表③ そこから、いっぽいっぽ


次男の第一志望の大学の
合格発表の日のことを
書き残しておきます・・・マカロン


AM7:00ピンクマカロン


その日の朝、

次男は自分で起きました。


そして、

袋いっぱいの空き瓶を、

地区のゴミ集積場まで

持っていきました。



前日の夜、

にっこり「僕、可燃ゴミとか

瓶とか、

持っていっても

いいよ。」と

自分から引き受けてくれたのです。


集積場には

地域の人が順番に

当番になって立っています。


そんなところへも、

次男は顔を出せるようになりました。




AM8:00マカロン


母さんは仕事に行きました。

職場に着くと、

母さんは上着のポケットに

スマホをこっそり

しのばせました。


いつもは

仕事中なので、

スマホは身につけていません。


今日だけは特別。


次男から

合否の結果を

連絡してもらうことに

なっていたからです。



ポケットの上から

そっとスマホを触りました。




AM10:30ピンクマカロン


(さっき、ブルッと

微かに鳴ったような気がするキョロキョロ)

そう感じて母さんは

こっそり仕事を抜けました。


トイレの個室。


カチャリと鍵をかけ、

急いでスマホを

ポケットから取り出しました。


次男からのLINEです。


◯◯◯大学

不合格だった


画面に表れた文字。


お疲れ様‼️

受験終了

頑張ったね!


とだけ返して

静かにポケットに戻すと、

トイレのドアを開けました。



これで第二志望の大学に

進学することが

決まりました。


不思議なことに

悲しいというより、

これで終わったと

ほっとする気持ちでした。



PM1:30マカロン


次男は塾に行きました。


今まで置いておいた

問題集や参考書を

まとめて取りに行ったのです。


合否の報告をした後、

受験のことについて

アンケート用紙に記入して

提出しました。


大学が決定したので、

この日が塾に行く、

最後の日となりました。


一年半ほどお世話になった塾でした。



PM7:00ピンクマカロン


家族が家に揃いました。


その日の夕食は、

塾から帰った後、

たっぷり時間があった

次男が作ってくれました。


ご飯を炊いて

豆腐と油揚げの味噌汁と

回鍋肉を

作ってくれました。


「ちょっと味が薄いかな。」

「これでいいかな。

味見してくれる。」


と心配そうでしたが

とてもおいしくできていました。


みんなで

次男の作った晩ごはんのことを

ほめました。


食べながら

仮予約の部屋の

入金を済ませたことや

これから

入学の準備に向けて

いろいろ話しました。



マカロン

ピンクマカロン

マカロン



未来の楽しい話題しか

出てこなかった

最後の合格発表の日となりました♪


ダルマ





次男の大学受験


第一志望の大学には

残念ながら手が届きませんでしたが、

合格できなくても

悲しまずにすんだのは

きっと父さんのおかげです気づき




父さんは

地元の進学校に通っていました。

次男の第一志望の大学は、

父さんにとっては

国立大に落ちていたら

通う予定の大学でした。




そんな父さんは、

これまで一言も

次男に勉強のプレッシャーを

与えてきませんでした。




夏のオープンキャンパスには、

仕事の休みの日であれば

次男といっしょに

行ってくれました。


母さんとより

父さんと

オープンキャンパスに行ったのが

実は多かったです。


次男が

第一志望に

父さんが受けて合格した大学を

受けると聞いた時、

父さんは嬉しそうでした。


でも

次男が興味をもった

第二志望の大学のオープンキャンパスに

いっしょに行ったあとは

しきりにこの大学のことを

ほめたのでした。



「あの大学はオープンキャンパスの

学生がしっかりしていていい。」


「場所もいいところにある。」


「面白そうなことを学んでいる。」


「学食もいい。おいしかった。」


「こんないい大学があったなんて

知らなかった!」

・・・




父さんがあまりにも

この大学をほめるので、


いつのまにか


母さんも、


次男がこの大学の学生に

なれたらいいなと


願うようになっていました。


父さんが

次男や母さんに与えた影響は

大きかったですキラキラ






次男の自己肯定感は

通信制高校の3年間で

少しずつ回復したと思います。


地元の国立大学も、

考えた時期もありました。

でも、もし運良く合格して

通うことになったとしても、

次男が周りに対して

劣等感をもつんじゃないかという

心配がありました。

前籍校の知り合いが何人もいるはずです。

次男自身も無理だと感じていたようなので

私立大学だけに絞って

よかったと思っています。


また、

私大のみ受験すると決めたことで、

受験勉強する教科を絞ることができました。

それによって、

とある地域の難関大学の一つを、

第一志望に掲げることができました。


合格する可能性は低かったです。


このことは、

父さんも母さんも

学校や塾の先生も

そして何より

次男自身が一番

わかっていました。


でも次男は、

挑戦することによって、

やりきった達成感を得ることができました。

悔いはないと思います。





こうして

時間をかけて

じっくり考えながら、

進路が決まっていき、

誰もが納得する結果で終わることが

できました。




辛い過去を

やっと次男は乗り越えて、

スタートラインに立つことが

できました。



ストレートで

進んでいく周りと比べたら、

次男はなんて不器用な生き方を

しているんだろうと思います。




それでも

次男の人生にとって

必要な時期だったと

後になって

振り返ることができますように。




これからも

自分の歩みで

確実に一歩一歩

進んでいってほしいと

願っています。







ここまで読んでくださって

ありがとうございましたおねがい