年末の大掃除ついでにお片付けををされる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
整理収納の勉強では、物の選別をするときに、
ただ単純に「いるか、いらないか」で
判断すると教わりました。
手放すのか、とっておくのか、その基準は?
使う、使わないで分けるのが最もシンプルなやりかたですが、やっぱり最初は難しい。
気持ちが邪魔をするんですね。
どうしても、「まだ使える」と思ってしまう。
意識改革には時間がかかるのです。
試供品や写真などは数が多ければ多いほど、一つ一つに判断を下さなければなりません。
ネジでも、消しゴムでも、どんな小さいものにも「使う、使わない」という決定をするという行為は、想像以上に体力も精神も消耗します。
例えるなら、人事異動といったところでしょうか?
一人一人の適性を判断し、
君にはここに残ってほしい(残す)
君は○○に出向(譲る)
君はクビ(手放す)
これを今日中に数百~数千人分判断しなければいけないとしたら。
かなりのストレスになるのが想像できます
一気にお片付けしたくなっても、頑張れるのは4、5時間が限度だと思います。
年末だからと言って頑張りすぎないようにしましょう。
1日1個ずつ減らしていけば、年間で365個は手放せるのです。
捨てなくても、家に入れないようにすれば物は溜まりません。
物を家に入れる前に、是非「採用試験」を行ってください。
この収納に収まるのか、ここで活躍できそうか?
長く働いてくれそうか?
見極めをしっかりしないと、のちのち大量解雇することになりかねません。
人の入れ替わりが激しい会社よりも、皆が長く働けて、人が育つ職場のほうがいいですよね?
物に対しても、そんな視点を持ってみると物の持ち方が変わってくると思います。