若い力  司法修習生,エクスターンシップ生を迎えて | 名古屋市の相続・シニア問題に強い弁護士のブログ|愛知県

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平成21年2月3日から3月27日まで2ヶ月間司法修習生の弁護実務指導担当として司法修習生1人を栄総合法律事務所に迎え入れました。また,この期間内の同年2月23日から同年3月6日までの2週間名古屋大学法科大学院2年のエクスターンシップ(実習生)を迎え入れました。若い人と2ヶ月間一緒に仕事ができ,とても楽しかったです。

この2ヶ月間の間に,私自身は、長島温泉での一泊の修習合宿に参加して,司法修習生のディベートに立会い,その後の懇親会に参加し、食事とお酒を一緒に楽しむことができました。また,刑事模擬接見の被疑者役を引き受けて,被疑者役を体験できていい勉強になりました。

 

現在の当事務所の構成員は,次の通りです。

常勤弁護士1名,常勤事務員2名,パート2名(債務整理担当1名,経理担当1名),アルバイト6名(名古屋大学法学部生5名,名古屋大学大学院法学研究科院生の中国人留学生1名)

 この構成員に司法修習生とエクスターンシップ実習生の2人が加わり,事務所全体がとてもにぎやかになり活気にあふれました。

 私は、司法修習生のために,事前に第一審の刑事国選被告事件2件を用意しました。

2月3日が紹介式でしたが、その日はじめから、私選の刑事被疑事件の依頼があり,紹介式後直ちに司法修習生を同伴して刈谷警察署に接見に行くことになりました。被疑者の妻と打ち合わせ,弁護人選任届,委任契約書の締結など受任手続きに立ち会ってもらいました。その後、名古屋大学法曹会のパーティーがあり、私と修習生がパーティーに着いたのは終り近くの午後7時45分頃でした。非常に慌しい日となりました。

この件は,被害者と示談を成立させ,不起訴(起訴猶予)処分となり,また,勤務会社宛の被害者の嘆願書を得ることができ,配置換えを伴う降格処分ですみ,職を失うことがなく終わり、良い結果を得ることが出来ました。

その後刑事では,国選で控訴事件1件を受けました。

 民事家事部門では,裁判手続きでは,訴訟事件,家事調停事件,家事審判に立会い,訴状,答弁書,証拠証明書,仮差押申立書,和解条項の起案など,裁判手続き外では,各種相談に立会い,不動産売買契約書,内容証明郵便,財産目録を含む遺言執行報告書の起案など,随分と仕事を手伝っていただきました。

  これらの弁護実務修習の外に,修習生には2ヶ月に1回あります名古屋栄ロータリークラブの2月開催の読書サロン(2月の課題図書は,直木賞受賞作の「利休にたずねよ」山本兼一著 発行所 PHP研究所, 「永遠の0(ゼロ)」 百田尚樹著 発行所 株式会社太田出版)に参加して,書評をしてもらいました。 

 この時期を活かして,修習生,エクスターンシップ実習生を含めて,皆で話し合う機会を設けることにしました。

1つは、当事務所の改善点の提案をしてもらう事務所会議です。2月後半、参加者8名で事務所会議を開き,率直に改善を要すべき点を提示してもらいました(その後12時から昼食会になりました。)

 2つ目は研修会を兼ねた読書会です。3月中旬,当事務所会議室で事務所構成員ほぼ全員と修習生・エクスターンシップ実習生にこの4月から名古屋大学法科大学院に進学のためアルバイトを退職した学部生1名を含む12名で,当事務所の研修会の意味を持った読書会を開きました(その後,事務所の懇親会となりました)。課題図書は「大人のマナー常識513」(編者 幸運社 発行所 PHP研究所)です。  私も含めて事務所メンバー全員で,一度 大人のマナーの本 の読み見合わせをして,マナーを学ぶ機会を持ちたかったためでした。これは,私がある場所で偶然若く優秀な弁護士が年配の相談者に対して,ふんぞり返って足を投け出して相談に応じている光景に遭遇して悲しい思いをしたことがあるからです。

私は,各種の問題で悩む相談者,特に年配の相談者を目の前にすると,自分は未熟者だという思いをいつも持ちます。相談者に敬意を持って向き合い,耳を傾ける。年配の相談者を尊敬できない弁護士に良い法的サービスの提供はできない。人間としての変わらぬ謙虚さと尊厳の理解の大切さを自らへの戒めとしています。

 この2ヶ月間,司法修習生,エクスターンシップ実習生と楽しく仕事ができ,事務所全体がにぎやかで活気に満ちていました。これらの修習実務指導,行事への参加の外に,受け入れた司法修習生,エクスターンシップ実習生に加えて,多くの司法修習生と飲食などを一緒にすることができ,若い人の力の素晴しいことを発見でき,これからの当事務所のあり方を含めて,法曹について,人が生きることについて,深く考えさせられる点が多々あり,多くのことを学ばせていただきました。

修習生の皆様,そして,司法修習に尽力されています弁護士会の司法修習委員会の皆様に感謝いたします。ありがとうございました。

 

 





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