B153 <サッカーの神様 故・ペレとの雑談>
230204談(7月13日公開)
阿山>なぜ大統領にならなかったんですか?
巫女>ここに出て行こうか どうか迷っていて・・・
ペレ>自分には時間がなかった
練習とか何かそういったコーチとか
常に自分を高めていくっていうことを
いつもしている
大統領とかそんなこと言われても
いやそんなの自分には本職じゃない
阿山>なぜですか? とても人気あるのに・・・
ペレ>政治は分からないから
自分の管轄ではないと思ったら、
それこそ得意な人にやってもらえば良い
僕はただの走るだけだから
あと教えていくことぐらいだったから
阿山>人気で大統領になって 国を変えるとか?
あとは優秀な人を集めてできるはずなんですけど、そういう意識というか志はなかったですか?
(※ブラジルって とても治安が悪くてスリは日常的にある国)
ペレ>一国の大統領っていうのは責任をもたらす 自分にはその器は無い
阿山>みんなそう言われるんですね。
巫女>サッカー選手だからねぇ 考えてみたら それは人気だからってゼレンスキーみたいになってしまいますよ
阿山>優秀なブレーンを集めてね
巫女>できない事は無いですけど、この人は望んでいなかったみたいですね。
阿山>サッカーは生まれる前から決めて来られたんですか?
ペレ>そうだ。何かしら燃え尽きるまで 夢中になるものがあればそれを追い求めていこうと思っていた。人の限界に挑戦し、希望を見いだせる
突破口となるものを望んでいた。
それがサッカーだった
阿山>サッカーで英雄になられましたけど、なぜなれたと思いますか?
ペレ>わからない。
ただ人々が作った虚像があったかもしれない。
それは僕に対する期待。
もう1人の自分に対する期待のようなもの。
それを一身に背負うことで神格化してきたのかもしれない。つまりいつか彼みたいねって言われる。いつかなれる自分ていうのに投影していたのかもしれない。だから人々は僕じゃなくて、
何かサッカーのできるヒーロー像が欲しかっただけだと思う。
そこに僕が当てはまったってことかな?
阿山>今どちらの世界にいますか?
ペレ>スポーツとか競技とか
そういったことを通して人の精神性を高めようと言うような教育機関みたいなところ
地球のそういった
いわゆる指導霊の人たちと共に芸術とか文化とかスポーツとかっていう分野の中のスポーツ部門にいる
<宇宙的な話>
巫女>地球の指導霊になりつつあるという感じでしょうね
阿山>どちらの星からいらっしゃったんですか?
ペレ>地球で何度か転生していて、自分の中にある記憶の中では金星
阿山>3次元の金星ですか?
巫女>今、金星人は4次元体ですけど
ペレ>他にも火星とかもあるけれども、ずいぶん昔に
阿山>素晴らしい人格というか 哲学をお持ちなので、それは地球の転生だけで養えるものですか?
ペレ>あらゆる道は1つの出口
創造の場所に通じるものがある。それは哲学であろうが、スポーツであろうが芸術であろうが
学問であろうが僕は1つの道を歩んでいるに過ぎない だから、突き詰めていけば、どこでも一緒にいけるって言ってる 謙虚さとかね。
<ユニフォームのカラーについて>
阿山>日本のユニフォームは青色なんですが、
ペレさんから見てどの様に思われますか?
私は日本の国旗の色にすべきだと思っているんですが?
ペレ>サムライ・ブルーって定着しているからね
空の青い色と日本人の霊性と、そして澄み渡る感覚と悪い色ではないと思うよ。まぁ確かにね。
国旗の色の方がわかりやすいよね。ただ定着したものを変えるのはなかなか難しいと思うんだ。
人々が求めている象徴っていうのを彼らは担うからね。それがトップにいる人たちの辛さにもなるね。自分たちの思い通りにはいかないと言う。
そこには少なからず利権やそして人々のプレッシャーやいろいろなものを抱えているからね。もうしばらく、まだ変わらないんじゃないかな(笑)
阿山>しばらく変わらないということは
いつかは変わると?
ペレ>彼らが望んで行動すればね。彼らが全員が僕はその色は着ませんって言ったら世界はすぐに変わる ユニフォームくらい簡単に変えられるだろうなと思うよ 毎年変えていきますっていうのも良いかもしれない。CAさんの衣装の様にね
阿山>ベースの色って必要ですよね?例えばペレさんならブラジルの国旗の色。黄色と黄緑とか その色でないとダメでしょ?
セナさんもヘルメットにそのカラーを使っていた。
ペレ>イメージがついてるからね。人々が求めるイメージ 象徴である必要は無いんだけれどね。
自分がいかにどうしたいかっていうことでもあるから、ピンクが着たいと思ったら、僕は1人ピンクを着ていたかもしれないよ
阿山>確かにキーパーは色が自由ですけどね(笑)
ペレ>それがテレビの世界、そしていろんな人々からのプレッシャーやいろんな期待、スポンサー
そういったものが入ってくるとね。演じるしか無い時がある
こんな色着たくない こんなの打ちたくない
こんな事したくないと思っても演じて
そこに対して適応していかないといけない
そう我々はスポーツ選手でもありながら
タレントでもあるからね そこの矛盾は確かに感じたね みんな感じていると思うよ
本当はこうしたいんだと 監督のことや
いろんなことを考えからできないとか
言えないとか そこも外していかないといけないね。それはスポーツ選手が本来掲げていかなければならない問題。僕らタレントじゃないんだから
<オフサイドについて>
阿山>オフサイドについてあれは必要ですか?
ペレ>確かにね。
阿山>オフサイド無い方が点数が沢山入って面白く無いですか? PK戦するよりも
ペレ>僕もそう思うよ。何の規制も無い方がいいね
阿山>1対0とか0対0でPKになるより 大差つくかもしれないけど そちら方が変な偽装ファールや演技が無くなって良いと思うけどね?
ペレ>その通りだね 何の規制もなく伸び伸びやらせてみたいものだね やってもらいたいものだ アー懐かしいなぁ 好きなことができたと言うだけでも 僕は幸せだったのかな
<日本人へのメッセージ>
ペレ>ただ指をくわえて眺めているだけでなくて 行動してごらん。1つのボールを触るだけでもいいし、ちょっと蹴るだけでもいいやってくれる相手がいなくて 入団する必要もない。ただボール触るだけでいい
そうすることだけで世界は変わるから、自分が何もやらずに指をくわえているだけで終わることのないように
行動を一歩することにより世界が変わり、
そして世界を変えていくことをしていくんだ
これからみんなが世界を変えていけれる
そう思ってごらん。変わっていくから
自分を自分にマジックにかけるんだよ。
自分の中にやれる、できるっていうことを思うことで自分を魔法使いするんだ
その魔法かけてごらん。
1人ずつがそうなったときに この世界が変わるから どんなことでもそうだよ
諦めたら終わりだよ。
それでもなおかつボールを蹴るんだ。
何度も何度も そうしたときに
その後に結果がついてくるから努力は必要だね。必要なカギだよ あと信じること 結果ができるって信じること この学びが大切だね。
阿山>日本のサッカーチームは世界ランク9位になったんですが、ワールドカップにいつ頃優勝できますか?
ペレ>僕にはわかりません。ただ1人ずつが可能性を突破していけばものすごいチームになると思う。1人ずつの戦闘能力が高い。それが日本のサムライ魂だと思う
なので勝ち負けの世界でどうしても生きているんだけども
勝たないと悔しいっていうのじゃなくて
勝つという その結果にどこまで努力し どこまでそのプロセスをこなしてきたかによるんだよ
だからスポーツはあくまで結果だと捉えがちだけど、そうじゃない そこまで涙をのみ 自分自身にゴール、合格を出してほしい
そうでなければ、あらゆるスポーツをやってる人たち、みんな自分に負けたことになってしまうから
最終的な自分に目標を掲げて
それにゴールしたならば
それで勝ちと決めればいいんだ
そう、勝っていうことはそういうこと
阿山>ありがとうございます