超理想と現実的なベストと今できること

サラリーマンなので、現実的に結果を出すことが求められることは否定しない。会社が、企業としての理想と現実的に達成しようとしていることの整合性を持って示してくれて、そのために部門にどんな役割を持たせていかに機能させたいのか、何を優先させるのかも、そこのベクトルを確認しながら我々をコーディネートし、マネジメントしてもらいたい。

今日結果を出すことにこだわって本当に大事なことを切り捨てようとすれば、何の権限もない一社員でも私は抗う。理想のために目に見える一歩を示そうともがいている事を無駄と切り捨てるならもう私はここに要らない人間と判断されたと思うしかない。

 

そもそも、上司がその上司に言われたであろう「システムの稼働開始が遅れている、何とかしろ」というあたりの話を、そこに何が起きているのか、見通しはどうかという話を抜きに、「余計な仕事をしているから進まない」と決めつけて、「成果を出させてあげるために、アノ余計な仕事ーSDGs推進ーを辞めさせてあげよう」と勝手に決めつけているように思う。システム稼働が遅れているのはそのせいではない。そもそも、SDGs推進などすぐに何か目に見える成果を必要とすると考えていない。できる範囲でやれる事をやるだけだ。

 

CSRやSDGsの理念浸透などに取り組んでも、今日明日の利益が計算できないというのはわかる。大事さはわかるけど「社内に理解できる人がほとんどいないからやっても無駄」というのは違うだろうと思うし、社員をもっと信じてほしい。理解者が少ないならそれこそやらなければいけないのではないか?

 

会社というものは、今だけ金だけ自分だけしか見ないことを求めるところなのか、それとも直面するとその膨大さに圧倒されるから直視したくないだけかな。何事も小さな一歩。一歩も踏み出さなければ変わらない。本気で変わるには小さな一歩でいい。邪魔しないでくれ。