日本国憲法 前文 続き
”われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。”
引き続き、憲法の前文を味わってみたい。これで前文が終わり。
国際社会の中でのあり方にまで踏み込んで書かれているんだ〜初めて読むわけではないはずなのに、やっぱり今更驚く。他国がどうあれ信念をもっていこうと。
前文の最後の一文は、前文に書かれていることを総括して「この崇高な理想と目的を達成することを誓ふ」と結ばれている。主語は「日本国民」
いや〜、すごいね。崇高な理想と目的を持ち達成を目指し続ける誓いをした国民なのね。
ここまで書きながら、この数日チラチラとお頭をよぎるものがある。
憲法に書いていることを、そのままなるべく素直に読んでいるだけなのに、「憲法をちゃんと読もう」とか、「中身を理解しよう」というと、「政治的発言」とか言われそうだな・・・とか
たとえば、「憲法を読む会」とかいうサークルを作って公民館に利用申請したら「偏った読み方をしないか」とか「何かの思想に結びつけようとしていないか」などと色々突っ込んで聞かれそうだね。
イメージだけど
「道路交通法を理解しよう」「刑事訴訟法を学ぼう」は、大丈夫そうだけど
「国際平和支援法を学ぼう」とかどうなんだろうね。「安保法制を知ろう」とか。
これって自分の中にある偏見なんだよね。きっと。
法律はさておいても
自分たちの根源にある憲法くらい知ろうとすることが当たり前だったり、大人なら知ってて当たり前になっていくことが大切なんじゃないかと思う。