麻名自動車は、ロータリーエンジン専任担当者の資格保有者が在職しています。 エンジン型式10A(コスモスポーツ,ファミリア、サバンナ)12A(カペラ、サバンナRX7)13B(ロードペーサー、サバンナRX72代目3代目アンフィニRX7,RX8)13A(ルーチェロータリークーペ)等ロータリーエンジン全てオーバーホール修理の経験があります。特に12Aは、ブリッジポートにウエーバーキャブを取付ダートトライアル車エンジンのみの制作をしていました。が久々にロータリーエンジンのオーバーホール修理の依頼がありオーバーホールする事に;                                                                       

ユーノス コスモ ロータリーエンジン

早速エンジンを車輌から取り外し分解、交換部品は、お客様と相談してローターハウジング3、サイドハウジング4、コーナーシールとシールスプリング、サイドシールとシールスプリング、アペックスシールとシールスプリング、オイルシールとシールスプリング、を交換して欲しいとの依頼でした。3ローターは、初めての経験

ディラーに部品注文するとメーカーでしか組立出来ないと言われる。なぜ、組立出来ないかメーカーに聞いて貰った結果、バランスが取れない。の一言でした。どこの部分のバランスか理解できず2~3日組み立てる事ができませんでした。ローターやエキセントリックシャフトは単体でバランスは、取っているし???分解した部品を見直して見ると私の経験上見たことのない部品がフロントに使用するチュウブラダウエルピン2本先が少し細くなっている。最初は、摩耗?(ロータリーエンジンの初期の故障でハウジングの微振動によりローターハウジングが摩耗(フレティングコロージョンによりオーバーヒートすることがあったように思います。)それでもチュウブラダウエルピンは、摩耗は、無かった。確認の為新品のチュウブラダウエルピンを購入同じ様に先端が細くなっている。

3ローターは、構造上2ローターに1ローターをプラスしたものと考えるとプラスした部分の組み付けバランスが難しい。このバランスが取れない。と私なりに理解正しいかどうかは、未だ分かっていません。しかし、過去2台のエンジンの分解整備をしましたがトラブルは、ありません。

因みに、バランス(2ローターと1ローターのセンターを出す為の工具は、自社制作して使用しました。