何気ない質問なのに質問に答えて多少面倒な事に発展する事があります。
それが
『好きな銘柄はなんですか?』
です。
それも日本酒の会やイベント等でそれなりに日本酒を飲んでいる人からの
質問だとすればタチが悪い。
その人たちにはある固定の解がありその中でその解のなかで相手が
通なのかミーハーなのかを勝手に当てはめています。
一応その人たちに向けたなんとなくウケの良さそうな銘柄とすれば
とりあえず迷ったら 不老泉 と答えれば何とかなります。
正直この質問はふわっとしすぎている感もあるので(^^;;
ここでの注意ポイントは自分が好きとか嫌いとかは関係なく
今流行りの通称プレミア酒は言わない方が無難で獺祭と言おうものなら鼻で笑われます(笑)
質問された自分のお酒の好きレベルが相手に伝わっていないのに甘口とか辛口とか
言っても微妙です。
僕自身獺祭を含めたプレミア酒は飲んでて安心する味の物が多いし
日本酒を普段飲まない人に勧めるのもこの部類のものが外れがなく普通に
美味しいと言ってくれます。
だけど日本酒好きが若干こじれて知識や蔵の人との仲の良さをアピールする人間は
そんな初心者向けのお酒飲んでて日本酒大好きとか言っているのが
ミーアーな感じがして嫌なのかもしれないです。
事実日本酒が好きで人より勉強をして色々な事を知っている人や飲食店の関係の人は上から目線の人がなんだか多く目立ちたがりの人が多い気がします。
最初からそう言うつもりで好きなお酒を飲んできたとは思うのですが
そもそも質問として成立していないのには気づいていないらしいです。
この銘柄が好きというのは蔵のストーリーやその時々の造りの良し悪しでも味は変わるので
極端な事を言うと味はイマイチでもストーリーが好きならば好きな銘柄にもなりますし
その蔵になるのを忘れてはいけません。
そもそも味に対しては個人の好みや飲んできた経験が反映されるのでどんな銘柄を
言われようともすきなのには理由があるはずなのでそこから話を拡げるべきとも思います。
そもそも銘柄で判断する時点でおかしいです。
話でお酒の味とは少しの変化で大きく酒質が変わる事が多いですし数年前に
美味しくなかったといえども今は格段に酒質がよくなっている事も珍しくないです。
中には蔵人が造りの途中で逃亡してふわっとした着地点になったお酒もあるので
なんとも言えない時もありますが・・・
お酒の味とは
・どこで飲んだのか?
(移動をどれだけしたのか?)
蔵か、百貨店での試飲、近所の酒屋で買って飲んだのか、ネットで買って飲んだのか
・どんな温度で飲んだのか?
同じ銘柄をある人は燗酒のイメージともいい冷酒のイメージといったりする事もあります。
・どんな時に飲んだのか?
時期や飲む前に何を飲んだか食べたか
・どんな体調の時に飲んだのか?
疲れている時
・どんな状態のお酒を飲んだのか?
開栓してからの時間 飲む前の空気との触れ具合
によっていくらでも変化するので
一度飲んだからといってその蔵や銘柄を否定するのは勿体無い
以前ネットで居酒屋のブログを見ていてそのお店はある特定の銘柄が嫌いだったらしく
ものすごく批判をしていたけど一体いつ飲んだんだろうと疑問に思った事があります。
最近では蔵間の交流や県独自で杜氏の育成機関を作って県全体の酒質向上に
努めていたりと色々と活動を進めている蔵が多いそうゆう蔵の人たちを
見ていると比較的若い蔵元さんが多い気がします。
一年違えば良い意味で全く酒質が違う事なんて事もあるので事日本酒に対しては
一度で判断するのは時期早々かと思います。
特にチャレンジをする蔵は経験がない分模索感が非常にあるお酒を出す事がしばしばなので時系列で追ってみるとまた違った楽しみ方も出来ると思います。
中には同じものを作るのは飽きるからと毎年酒米や酵母を変えてお酒を醸す蔵もあります。「
なんにせよ美味しいのももちろん大切な事ですがぶれないというのも
大事な要素かと思うので色々な観点でお酒を選んでみて下さい。