猫と仮面と美少女と。 創作ブログ -2ページ目

猫と仮面と美少女と。 創作ブログ

猫と美少女と仮面が好きな主婦のブログ
ここは、セーラームーンの二次創作を主とした、主婦の徒然ブログです。 CP まもうさ 

気が向いたときに、創作や日記更新するので、よければ覗いてください


「うさこを元に戻せ。」

『クックックッ。こちらの月の姫はもう少しで完全になるのさ。』

隣にいる『うさぎ』が、妖しく微笑む。

「どう言うことだ!?」

『お前に関わったせいで苦しむ、この娘をお前から解放してやるのさ。そして我が力となる!』

「まちなさい!うさぎを貴方の思い通りさせないわ!」

レイは叫ぶと、お札を鏡に投げた。しかしそれは届かず、空を切り燃えた。

『怖い怖い、火星の守りは厄介だからね。』

そういうキュクノスの横で『うさぎ』がロッドを 翳していた。

「まさか、私達の力が使えないのは…!」

「あの『うさぎちゃん』のせい?」

「どうして、ロッドまでつかえるんだ?!」

変身を試みた美奈子や分析をする亜美。『うさぎ』の持っロッドを見て驚くまこと。

「みんな。彼女にうさぎちゃんの力が移ってるの!」
 
「早く彼女を取り戻さないと!」

ルナとアルテミスが叫んだ!

『嫌よ!』

「「!?」」

その言葉に、『うさぎ』が反論した。

『私はもう戦いは嫌!皆にも戦ってほしくない!』

「うさぎちゃん…。」

その言葉に守護戦士達の動きが止まる。

『…それに、それに貴方と出会わなければ、私は苦しみを感じずにすんだのよ。月の時代もそしてあの時も…。』

『うさぎ』は衛を見つめ、苦しげな表情で訴えた。

「…!!うさこ…。」

その言葉を聞き衛も息を飲んだ。

『だから、私はこの人に従うの!あの未来が来なくなるのなら!!』

そう叫ぶと、ロッドに力を込めた。途端に皆が金縛りにあう。

「マスター!! 彼女の本心じゃない!」

「しっかりしなさい!」

「あれが、奴等の策だ!!」

「貴方ならわかるはずだ!」

四天王がシールドを張りながら、衛を叱咤する。その声にはっとした衛は、自分の手の温もりが増したことに気づいた。黒色化したうさぎから何か伝わってくる。

「…。ああ、そうだ。…信じてるよ。」

そういうと、自分の胸に手を当て念じた。すると『うさぎ』が放つ力が消えた。

『きゃあ!』

『…くそ、一旦引くぞ!』

鏡の中にもその力が届いたのか映像が揺らぎ、二人は消えた。
部屋は再び静けさを取り戻した。




「皆、大丈夫か?」と言う衛の問いかけに。

「ええ。何とかね。」

気丈に振る舞う美奈子。

「力が吸いとられる気がしたわ。」

身震いをする亜美。

「付けられて居たのか。私達。」

悔しさを表すまこと。

「衛さんこそ、大丈夫なの?」

レイは気遣いを見せる。

「ああ。四天王のおかげでね。とにかく一刻を争う。場所を変えて話し合おう。」

衛の言葉に8人と2匹はうなずいた。衛は気になっていた。『うさぎ』が言った苦しみの事を。ヒントは手の温もりにある気がした。













~あとがき~


刻みます。さあ、どう展開させようか迷いますが。

『うさぎ』の言う、苦しみやあの未来とは?

ま、ぶっちゃけ、あのつらいシーンの数々ですけどね。

続きが早く出来るよう頑張ります。
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「マスター。北欧の暴動ですが、武力での鎮圧はどうなさいます?」

王宮のある一室で会議が行われていた。ネフライトが最近起きた案件について、エンディミオンに采配を尋ねた。

「ああ、あの地方は何度か足を運んだ事がある。領主も民も穏やかな方々だった。出きるだけ話し合いで形をつけたい。暴動の原因を突き止めるのが先決だ。」

地球国では時折、民の暴動や部族間でのいさかいがある。その度に彼らは鎮圧や争いを納めるため奔走していた。
エンディミオンの考えは出きるだけ戦わず、暴動等の原因を突き止め、話し合いや対策をこうじるやり方だった。

「相変わらず、貴方は甘いなぁ。そんなんじゃ、時間がかかってばかりだね。」

いつも、エンディミオンの意に反する者が居た。それが彼だった。

「さっさと武力行使すれば、手間も時間も省略できるのに。」

「キュクノス…。しかしそれでば犠牲が大きい。あの地方の産業や文化が…。」

キュクノスはエンディミオンの父方の遠縁にあたる。世継ぎが一人しかできなかった為、第2王子として王宮に呼ばれていた。2歳ほど年下である彼のお目付け役として二人の部下が常に傍らにいた。
彼は好戦的な性格で、控えめなエンディミオンとはよく意見がぶつかっていたのだ。

「そんなの、後からどうとでもなるよ。犠牲なんて考えてちゃまとまらないさ。」

「キュクノス様、我々国を守るものとして民のことを考えるのは当然の事。軽率に発言されては…。」

「クンツァイト!貴様、王子に対して失礼だぞ!」

エンディミオンの主張を支持したクンツァイトに対して、マラカイトは怒りを露にした。

「落ち着きなさい!マラカイト。あなたのその大声こそ不快だ。」

「なんだと~。ゾイサイト!女みたいな成りで!」

諌めるゾイサイトに対して、今にもとびかからんばかりの勢いだ。

「やめないか。王子達の御前で!貴様らこそ不敬だぞ!」

ジェダイトが二人の間を割って仲裁する。マラカイトには別の人間が耳打ちをしていた。

「分かった、 ラブラドライト。貴様ら今日は引くが今にみてろ!」

「あらら、済まないね。四天王の。うちの二人は血の気が多いから。マラカイトもあまり興奮しちゃダメだよ。」

キュクノスは一応謝罪はするものの、四天王の事をあまり好いてはいなかった。

「エンディミオン。勿論僕も国の事を考えてるさ。けどね、他の諸候は力のある王を望んでると思うよ。見せつける絶好の機会だ。」

「キュクノス。私はそうは思わない。それに諸候の支持などより、民の安寧が一番た。」

「エンディミオン…、貴方は欲がないな…。僕に君の権限があれば強い国を築くのに…。」

キュクノスはそう言い残して、部屋を退出した。

後日、彼らはエンディミオン達の計画を無視し、北欧の暴動を武力で鎮圧した。その時罪のない民を大量に虐殺した罪により、流刑の罰を与えられ国を追放されたのだった。

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その話を聞き 四守護戦士は息を飲んだ。
四天王の表情は硬い。

「じゃあ、その王子は衛、エンディミオンに恨みを持つのはお門違いじゃないか!」

「そうね。追放したのはその時の地球王、エンディミオン様のお父様よね?」

月の側近猫は的確な分析をした。その問にはクンツァイトが溜め息を付きながら答え始めた。

「虐殺の事実を調べたのは我々だった。それは、マスターの命ではなかったのだが。」

「気にいらなかったのよ。彼奴等のやりかたが!」

「確かに奴等の迅速な対応を評価する諸候も居たからな。」

ゾイサイト、ネフライトも苦虫を潰したような表情で語った。

「けれど、追放されたんでしょ?もう会うことはなかったんじゃないの?」

「そうね。私達が地球に出向く頃にはその名は聞かなかったわね。」

「何処に追放されたんだい?」

美奈子、亜美、まことは四天王に尋ねたのだが、答えたのはレイだった。

「火星よ。極天の牢獄、白鳥の砦に。昔から流刑の地だったの。私が月に上がる少し前にその名を聞いたわ。」

「確か火星全体が、罪人の封印をすると聞いたことがある。」

レイの言葉に、ジェダイトが補足を加えた。

「その、第二王子がどうして今?エンディミオンに対して逆恨みか?」

「うさぎちゃんに何をしたの!早くしないと!」

アルテミスとルナは苛立ちを隠せない。
今まで黙っていた衛が重い口を開いた。

「そうだ。うさこや皆に危害を加えるのは筋違いだ。文句があるなら直接俺に言え!」

衛は強い口調で言い放つと、鏡に向かって薔薇を投げた。鏡の手前でそれが弾けた。

「!?」

「!!!」

その光景に他の8人と2匹は身構えた。

『ほう?気づいたのか。』

鏡の中に人影が映る。

「キュクノス!」

『久しぶりだな、エンディミオン。会いたかったよ♪』

笑顔の美少年が、もう一人のうさぎを従え鏡に映っていた。










~~あとがき~~


長らく放置していました(汗)
年をまたぎ、更新です。すみません。

考えがまとまらず、筆が進まなくて(泣)

待っててくれる人がいるので、とりあえずあっぷします。


〇〇の秋といえば、なにを思い浮かべる?【神戸牛肩ロースすき焼肉プレゼント】ブログネタ:〇〇の秋といえば、なにを思い浮かべる?【神戸牛肩ロースすき焼肉プレゼント】 参加中
私は食欲の秋
秋と言えば…。


「食欲のだよなー、うさこは。」

「まもひゃん、ひろいーー!」

~もぐもぐ…~

「焼き芋ほうばりながら、反論するなよ!」

「…。んぐっ。そういうまもちやんこそ!」

「なんだよ。」

「その手の本!いつもよんでるしー。」

「ま、俺は秋じゃなくても本は読んでるけどな。」

「で、あたしはほったらかしー。」

「うさこ、いじけるはなよ!」

「だって~~。」

「ほら、肉まん買ってやるから。機嫌なおせ。」 

「わーい!やったー!!」


~まもうさな、秋と言えばでした~
〇〇の秋といえば、なにを思い浮かべる?
  • スポーツの秋
  • 食欲の秋
  • 読書の秋
  • 芸術の秋
  • 紅葉の秋

気になる投票結果は!?

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########遡るところ10日前###########



「まもちゃーん!こっちこっち♪」
 
衛はうさぎを連れて、ドライブがてら白鳥が渡ってくると評判の湖畔まで遠出していた。

「白鳥が沢山!すごーい♪」

湖が見えてくると、群生する白鳥が何百羽も居た。都心で住んで居る、うさぎにとって、その光景は圧巻だった。

「うさこ!転けるなよ!」

車から降りて直ぐ走り出したうさぎに、注意しつつも衛の表情は穏やかだった。

(今日は天気も良いし、うさこも喜んでる。来てみて良かったな。)

研修先で勧められた場所だった。少し遠いので最初来るのを迷ったが、うさぎのはしゃぎ様を見て、衛は安心した。

うさぎは間近で白鳥を見ようと水辺に近づいた。
何羽か湖の側まで来ていたからだ。

「あれ?」

群れの中に自分を見つめている白鳥が居た。他の個体と比べ一際美しくその瞳に引かれた。より近づこうとした時だった。

~バサバサバサバサーッ!!~

「キャアー!!!」

湖に居た全ての白鳥が一斉に飛びたったのだ。

「うさこ!!」

少し遅れて歩いていた衛はその光景に驚きながら、慌ててうさぎの所へ駆けつけた。
しかし次の瞬間、衛は息を飲んだ。

其処にうさぎが倒れていたのだ。側には人の影がいた。
衛は急いでうさぎの側に駆け寄り助け起こす。気を失っていて体温が冷たい。着ていたコートを脱ぎ着せてやる。
すると、その影が衛に語りかけてきた。

「いつも遅いわね、貴方は。」

「誰だ…?…!?!!」

よく見ると影はうさぎの姿形をしていた。その声までそっくりだ。

「次の新月までその子を大事にするのね。」

「君は…。なんだ?」

影は次第に色を帯び、抱いている恋人の姿が浮き上がってきた。

「私は月野うさぎ。…の影。だけとそれも今日まで。」

衛は見比べようと腕の中のうさぎを覗きこんだ。すると、まるで入れ替わったかのようにうさぎの皮膚は黒く変色していった。

「…!?!うさこ!…。おい!これはどういうことだ!」

「もう戦う日々は要らない。私はそんな彼女の記憶から生まれた。
貴方のせいよ。出会わなければこんな想いはしなくて済んだもの。」

「君は何を言っている?うさこは…。どうすれば元に戻るんだ?」

衛は腕の中のうさぎが冷たくなるのを感じ、焦りながら目の前の女性に語りかけた。

「わたしが本来のうさぎになるのよ。普通の高校生の女の子…。だから…。」

~バサバサバサバサーッ!!~

「…。くっ!」

湖面に再び白鳥が戻ってきて辺りに風が舞い上がる。

『バイバイ、まもちゃん!貴方を解放して上げるわ…。』

「待てーー!」

うさぎと名乗った『彼女』は忽然と消えた。
残された衛はうさぎを抱え車に戻った。そして急いでルナに連絡をいれたのだった。


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「じゃあどうして、あたしたちにも直ぐ連絡をしなかったのよ!!!」

美奈子が話が終わると同時に怒りを露にする。うさぎの事で秘密にされていたのが相当気に入らない様子だ。

「美奈子ちゃん、落ち着いて…。」

「そうよ。衛さんの話はまだ終わっていないし、起こってしまった今はキチンと情報を共有することが大事よ。」

まことは美奈子をなだめ、亜美は状況把握をしたいようだ。

「で、うさぎは今どういう状態なの?」

レイが、一番知りたいことを衛に尋ねた。答えたのはルナだった。

「衛さんの生命とリンクさせて、生命維持をしているの。皮膚の色以外は、正常に動いている、ただ…。」

ルナが言葉を詰まらせたため、アルテミスが後を続けた。

「日を逐う毎に黒さが増している。まるで本当の影になるように。」

「じゃあ、早くその影を戻ってきてもらわなきゃダメじゃない!」

「このままじゃ、うさぎちゃんはどうなるのさ?!」

美奈子とまことは不安を露にした。

「どうして衛さんは、私達に内緒にしていたの?」

「その影、何者が作り出したのかしら?」

亜美とレイは冷静に話を聞き出そうとする。切り出したのはアルテミスだった。

「勿論もどさなければいけない。このままだと、うさぎの命は危ない。」

今はかろうじて命を繋いでいるようなものだ。

「その影、『彼女』は、普通に月野家に戻ってきたの。私は衛さんから連絡を受けてたから、本物じゃないと分かってたわ。だけど…。あまりにもいつもと変わらない振る舞いをされて、堵惑ってしまって。」

両親や弟に疑われもせず団らんに溶け込み、ルナに対しても変わりなく接するのだ。

「『彼女』は衛以外の事については、今まで通りだったんだ。だから…。」

アルテミスも実際に『彼女』を見て驚いた。話し方も振る舞いも何時もと変わらない。衛の話は惚けてばかりだったが、それ以外は記憶も間違いない。衛の部屋にいるうさぎを見るまで、疑いようがなかった。

「俺が頼んだんだ。出会ったとき『彼女』は言った。本来の姿、普通の高校生の女の子だと。だから、自然と『彼女』に接して貰えるよう敢えて皆には、黙っていてもらった。その代わり、彼らに様子を探るように頼んだんだ。『彼女』に新たに近づく存在が居ないかとか。君達にには隠してて済まなかったと思ってる。」

衛は守護戦士達に頭を下げる。四天王もそれに準ずる。

「別に謝ってほしいわけじゃないわ。」

「考えがあっての事なら仕方ないけど。」

「頭を上げて下さい。それより分かったんですか?敵は?。」

「『あのうさぎ』は私には近寄らないようにして居たわね。それに向こうは私達を知っている風だったわよ。」

四人の質問を受け、答えたのは四天王たちだった。

「ああ、今日の事件で確信が持てた。ネフライトの情報で検討はついていたのだが。」

「俺も潜入して操られかけたけどな。ゾイサイトのお陰で正気を保つことができたし。」

「『昔の知り合い』みたいだったから、対策できたのよ。ジェダイトにレイの家から魔除けを借りてもらったし。」

「僕には事後報告だったけどね。クンツァイトに言われて敵の資料を揃えたよ。」

そう言うと敵と思われる数枚の写真を取り出した。それを見て答えたのは衛だった。

「キュクノス。ライブライトとマラカイト。地球国第2王子とその側近だ。」

「地球国、第2王子?」

「王子はエンディミオン様だけじゃないのか?」

「聞いたことあるわ…。」

「私は知っている、その名。確か…。」

美奈子とまことは知らないようだったが、亜美とレイは覚えがあるようだ。

「そう。反逆の罪で追放された王子だ。俺のかつてのライバルだった。」

衛は悲しげに答えたのだった。








~あとがき~

真相です。
リクエストで、エンディミオンは第1王子だから、第2王子は居ないのか言われまして。ちょっと考えて敵として出してみました。
血の繋がりが有るかどうかはまたのちほど。

うさぎちゃんは実は影を奪われ、その影が操られ?てるのでした。
さて、これからどうなるのでしょう?

まだまだ続きそうです。


「セーラー戦士を一人も拉致できなかったのは間抜けだっだなぁ。マラカイト。」

「申し訳ございません、我が君。」

頭を垂れ謝罪をするマラカイトに『彼』は嘲笑うように言い放った。

「ちょっと!彼女達には手は出さないって約束よ。」

うさぎが怒りながら、部屋に入ってきた。

「そうだった? 寂しがる君のためにと思ったんだよ。」

「…!?寂しくないと言った筈よ!」

心を見透かされ焦ったように、大声で否定をする。
感情が、うまくコントロールできないようだ。

「まあ、落ち着きなよ。新月になれば我々の願いが叶う。そうすれば君は自由になれる。思いを遂げられるんた。」

そういうと、手を広げうさぎに差し出した。

「おいで、うさぎ。」

「はい。」

名前を呼ばれた途端、うさぎは素直に従い彼の手を取り側による。その目に精気は見られない。

「さあ、うさぎ。休む時間だ。おいで。」

『彼』がを覗き混むと、うさぎは意識を失いその場にたおれた。

「 ラブラドライト。うさぎをいつもの部屋へ連れていけ。 」

「御意。」

部屋の隅にいた長身の男がうさぎを抱え、亜空間に繋がる扉を開き連れていった。

「月の姫の力さえ押さえておけば、他の戦士など取るに足らないさ。
マラカイト!」

「はっ!」

「今度はしくじらないようにな。もう四天王に情を持っちゃだめだ。奴らは、彼と親友だもの。」

「肝に命じて。」

ネフライトに裏をかかれたマラカイトは悔しげに答えた。

「僕は彼等に嫌われていたしね。」

「私達の主君は貴方だけです!」

部屋に戻ってきたさっきの男が、膝まづきながら大声を出す。

「ラブラドライド、分かってるさ。あの時も味方は君らだけだった。あれが成功してたら今の世界は変わってたかもしれないね。」

「だからこそ、エンディミオンを今度こそ亡きものに!」

「新しい地球国の誕生を!」

「クククッ。まあ、あちらの出方をまつとしようか。」

そう言った男の顔は憎しみに満ちていた。









「ちょっとーー!ちゃんと説明してくれないと、愛の天罰落とすわよ!」

「美奈落ち着け。とにかく静かに!」

「アルテミス?どうしたのさ?敵が居る訳じゃないだろ?」

「誰かの身体にきをつかってる?」 

衛のマンションに着いてから美奈子が騒がしくいうので、アルテミスはたしなめたのだが、その神妙さにまことと亜美が違和感を感じた。

「皆。アルテミスの言うことを聞きましょう。」

勘が鋭いレイは、到着してから何か感づいたようだ。

「そうだ、美奈子。ちゃんと説明するから。」

「まこと、もう隠し事はしない。」

「亜美、大丈夫よ。」

其々のパートナーが彼女達を落ち着かせる。

~カチャ!~

部屋の前についたら、自然とドアが開いた。

「皆、待っていた。レイ…。君はもう気づいたかい?」

ドア開けたのはジェダイトだった。一番前にいたレイの表情見てそう言ったのだ。
            ・
「さあ、皆中へ。マスター達がまってる。」

ジェダイトに言われ彼女達は、先に部屋に入った。そこで彼女達は衝撃の光景を目の当たりにした。

「…!!!?!」

「どういうことだ?」

「さっきまで学校にいたのは?…。」

「さあ、説明してくれるわね。衛さん。」

「ああ、もちろんだ。」

そう言う衛の横には、ベッドに横たわり黒く変色したうさぎの姿があった。






~あとがき~

敵は三人かな?
うさぎちゃんが二人います。さて何故でしょう?

まだまだつづきますので、お願いします!