トリセツつづきの話ですが…(;^_^A
病気と付き合いながら生きるのは「自分で自分のトリセツを作る」ことなのかなと
最近よく思います。
副腎皮質機能低下症については、以前はほとんど情報がなかったものの、
最近は、かなり情報が増えてきた印象です。
患者数も増えてきた…というか、
今まで「鬱病」「気のせい」などと誤解されてきた患者さんたちが、
ようやく診断されるケースが増えてきたのかな。
治療法は「ホルモン(ステロイド)の補充」ですが、
ステロイドを飲んだところで、
元気な体にすぐ戻れるというわけではないのが厄介なところ。
その中で、減薬やほぼ断薬(たまに頓服するのみ)に成功している人を見たら
「自分もそうしなくては」と焦るし、
真似したくなりますよね。
でも、人によって、体質も違うし、併発している病気も違います。
言ってみれば「似ているとしても型番が違う」わけだから
他人のトリセツを真似したら、
かえって故障してしまう可能性もあります。
以前、NHK BSプレミアムで放送された
「ヒューマニエンスー40億年のたくらみ ― “ホルモン” 生命をあやつる超絶パワー」
で解説を担当した高橋紳一郎先生(東京大学大学院農学生命科学研究科)によると、
ホルモンは、今わかっているもので100種類以上。
自分で作って自分に効く、血流にのらずに自分で作って隣の細胞に効く、
というようなものも含めると250種類くらいあるそうです。
「“ホルモン” 生命をあやつる超絶パワー」 | なぎの日記 (ameblo.jp)
このように、未知のホルモンもありますし、
それがどのように作用しているかは、
100人いたら100通りの微妙な違いがあるかもしれません。
なので、他人のトリセツは参考程度にして
まずは自分の身体がどういう状態か把握するために
検査を受けて、
不明な点や心配なことがあれば
主治医や薬剤師さんに相談しながら
「自分自身のトリセツ」を作ることに専念した方が良いのかなと思います。
トライ&エラーを繰り返しながら
自分のトリセツをバージョンアップさせていく作業は相当大変ですが、
何とか完成させられたら良いですよね💡
私も色々と落ち込むことが多いですが、
トリセツ作りを頑張ろうと思います😅