先日放送されたこちらの番組、興味深い内容でした💡
東洋医学とは何か
初回放送日: 2024年2月8日
鍼灸(しんきゅう)にはどんな効果があるのか?漢方薬が効くメカニズムは?
これまで謎に包まれていた「東洋医学」。
今、最新科学が明らかにするその新たな可能性に迫る。
痛みや不調を改善するとされる鍼(はり)やお灸(きゅう)の「ツボ」。
最近、全身の免疫機能に及ぼす驚きのメカニズムが明らかになってきた。
アフリカで広がる結核患者の免疫機能アップのために「足三里」のツボを刺激するケアなど、
世界的にも注目が集まっている。
漢方薬の分野でも、腸内細菌の働きを介して腸の免疫機能を高めるメカニズムが明らかに。
東洋医学と近代医学を融合させ未来の医療を模索する取り組みも始まっている。
ナレーションはオダギリジョーさん。いい声でした
印象に残ったことを( ..)φメモ
足三里へのお灸で免疫機能が強化される
南アフリカでお灸による結核治療に取り組んでいるMerlin Young(マーリン・ヤング)先生と
伊田屋幸子先生の活動を紹介。
↓こちらにお二人の活動について詳しく載っています。
お灸は世界を変える|せんねん灸 きゅう師専用サイト (sennenq-selfcare.jp)
お灸で結核治療を行っていたお灸博士、原志免太郎先生によると
毎日「足三里」にお灸をすると、体の免疫機能が強化されて、
伝染病にかかりにくくなるそうです。
原先生ご自身も毎日「足三里」にお灸をすえて108歳まで長生きしたとのこと💡
気になったのが…
ヤング先生が結核とエイズを併発している患者さんの足三里にお灸をする映像が流れましたが
2人ともノーマスク…( ̄▽ ̄;)
感染しないか心配になってしまいました💦
足三里に鍼刺激を加えると、シグナルが脊髄を通り脳に到達。
迷走神経にシグナルが進み、副腎にたどり着いて「ドーパミン」を放出。
血管を介してドーパミンが全身に巡り、暴走した免疫細胞を抑える効果を発揮して、
全身の炎症反応が収まるいうメカニズムも解明されたそうです。
(足三里へのお灸が結核に効果があるのも、このメカニズムが関係)
足三里は、もともと胃腸の調子を改善したり
疲労回復にも効果があるとも言われています。
東洋医学特別コラム第2回「知っておくと良いツボ『足三里』」(全3回)|教職員コラムリレー|仙台赤門短期大学 看護学科 (sendai-akamon.ac.jp)
自分でもお灸をしやすい場所なので、
できれば毎日お灸しようとおもいます♨
耳つぼ(神門)への鍼治療で交感神経の働きを抑えてリラックスさせる
ごく小さな玉がついているシールを耳のツボ(神門)に貼ることで、
リラックスして、よく眠れるようになるそうです👂
【耳つぼ】神門の効果とツボの位置 - 小林整骨院の体の悩み痛み改善コラム (seikotsuin-kobayashi.com)
ためしに、手元にある「やさしいはりごこち」を「神門」付近に貼ってみました👂
これで今夜は眠れるでしょうか…(;´∀`)?
漢方の効果は腸内細菌に左右される
同じ漢方を使っても、効果がある人とない人がいますが、
腸内の善玉菌の量が多い人のほうが
漢方の効果が高いことが分かったそうです。
前に漢方と腸内細菌の関係についてブログに書きましたが、
やはり腸内環境を整えることは大事ですね💡
漢方の効果は腸内細菌に左右される? | なぎの日記 (ameblo.jp)
鍼通電(ニューロモデュレーション)
北海道大学病院でニューロモデュレーションの臨床研究を開始。
1日1時間、間質性肺炎の患者さんの耳のツボを微弱な電気で刺激(=迷走神経へシグナルを送る)。
迷走神経→脾臓→免疫細胞に作用→炎症物質の放出を抑制
という効果を狙っています。
心理的ストレスや、光などの環境的なストレスで、
体の中で病気のタネとなる微小な炎症が起きるそうです。
関節リウマチ、動脈硬化、糖尿病、認知症なども
微小な炎症が原因であることが分かってきたとのこと。
その微小な炎症をニューロモデュレーションによって抑えることで、
病気を未然に防ぐ効果があるのではないかと研究が進められています。
ざっくり調べたところ、
「ニューロモデュレーション」で検索すると病院がヒットして、
「鍼通電」「電気鍼」で検索すると、鍼灸院がヒットします。
「ニューロモデュレーションセンター(NCNP病院 国立精神・神経医療研究センター)」のHPを見ると、
>ニューロモデュレーションとは、電気や磁気、薬剤などによって神経を刺激することで、
>神経の働きを調整(モデュレート)する治療法です
と書かれていて「薬剤」による刺激も含まれているから
病院のみで行われる治療なのかもしれませんね。
低周波治療器は持っていますし、整骨院で電気治療を受けたことはありますが、
鍼通電は私も未経験です。
いつか試してみたいです。
ということで、いろいろと参考になった番組でした