昨夜、

「有吉の!みんなは触れてこないけどホントは聞いてほしい話」で

「メンタルの病気を経験した芸能人」が登場しました。

 

 演歌歌手の大江裕さん、中川家のお兄ちゃん(剛さん)、気象予報士の小林正寿さんの3人です。

 

有吉の!みんなは触れてこないけどホントは聞いてほしい話|日本テレビ (ntv.co.jp)

 

3人ともパニック障害経験者で、

小林さんは私と同じ「会食恐怖症」。

 

なので、ものすごく共感する内容でした。

 

要約すると…

 

🔷大江さん

 

(1)発症のきっかけ

デビュー2年目。年間120本以上のコンサートで忙しく、

プレッシャーも大きくなる中、あるステージで激しい動悸がして

救急車で運ばれるが、異常なしと言われた。

しかし、その後もステージで動悸や過呼吸が出て歌えなくなり、

家に引きこもるように。

 

(2)一番やばかったころの生活

色んな病院を回ったが、病名がわからない。

1か月後にようやくパニック症と診断されるが、

人の目が怖くなり、家から出られなくなる。

最初の1週間は何も食べられず、10キロ痩せる。

TV・音楽・携帯電話を拒否するように。

喉が詰まった感じがして、どん兵衛しか食べれない。

半年近く引きこもる。

誰にも相談できなかった。

 

(3)どうして立ち直ったか

大きな地震が起きて、部屋から廊下に出たら、

隣の部屋のおばあさんに驚かれる(髭も髪も伸び放題の姿だったから)。

おばあさんを伴って下に降りたら、感謝されて、

自分は歌だけではなく人助けができると気持ちが少しほぐれた。

 

その後、北島三郎から電話で呼び出されて、

首になるだろうと土下座をしたら、頭をなでられて

「お前は今、休む時期」

「よく頑張ったな」

「俺のそばにいれば怖くないから、俺のそばで仕事しなさい」

「お前の歌をもう一度聞きたい」

「時間が薬になるから」

と言われて号泣。

(サブちゃん、優しい…笑い泣き)

北島さんの付き人をした後、1年3か月後に歌手として復帰。

 

 

 

🔷中川家の剛さん

 

(1)発症のきっかけ

仕事が忙しくなってきたころ、舞台袖でいきなり震えと大量の汗が出るように。

舞台に立っていられずに逃げた。

 

(2)一番やばかったころの生活

人込み、電車、エレベーター、美容院がだめに。

病名がわからないまま2か月が経過。

マネージャーから電話が頻繁にかかってくるが出られない。

(マネージャーから「殺すぞこら」と脅される←ひどいガーン)

抵抗があったが精神科に行き、パニック症とわかる。

 

仕事に電車で京都まで行くのに1駅ずつ降りて休んでしか行けず、

40分のところ4時間かかって、やっと行くことができた。

電車の扉の隙間で息を吸う。

ラジオの収録スタジオ(二重扉)で閉じこめられるのが怖くて、

スタジオから逃げてしまう。

そして、ついに、引きこもり生活に。

 

(3)どうして立ち直ったか

明石家さんまに

 

「お前、パニックらしいな!俺の提案なんやけど、

おでこに【P】って書いて、コント見せてくれや!」

 

と言われて、逆に重たいものがとれた。

芸人をやめる選択肢はなかった(弟も)。

もし、芸人をやめていたら、もっと落ち込んでいたかもしれない。

礼二さんが、「立ってるだけ良いから」と言ってくれた。

今もたまに症状が出るが、恐怖感はない。

 

 

🔷小林正寿さん

 

(1)発症のきっかけ

大学時代にパニック症と会食恐怖症を発症。

原因はわからない。

電車の急行にも乗れず、剛さんと同じように、

電車の扉の隙間から空気を吸おうとした。

 

(2)一番やばかったころの生活

「会食恐怖症だから、ご飯食べられない」とは言えなくて、

家族との外食もできず、家族が食事中、外を散歩していた。

「みんなの前で吐いたり、お腹を壊したらどうしよう」と不安になる。

大学時代は、外で歩きながらパンなどを食べていた。

 

友達と遊ぶときは食事が絡まない野球観戦やボーリングなどには参加した。

教員免許をとるとき、教育実習で給食を食べるのが不安。

何とか流し込むが、これでは教師は無理だと断念。

 

(3)どうして立ち直ったか

教師の夢は諦めて気象予報士に。

生放送は不思議と緊張しないが、会食恐怖症の症状は続いていた。

心療内科に行ったが、5分で診察が終わる。

5分で終わるということは、割とありきたりな病気なんだろうなと

逆にほっとした。

 

そして、病院で処方された薬を会食の直前に飲んで、

会食に臨み、成功体験を重ねていき、薬を飲まなくても大丈夫になる。

結局8年間くらい症状が続いたが、今は治った。

 

 

<再発の不安とどう向き合うか>

 

①メンタルが弱いからなるわけではなく、

誰がなってもおかしくないので、気軽に病院に行く(小林さん)

 

②人に変えてもらった(大江さん)

閉じこもっていても変わらない。

人に知ってもらうのが大事。

 

③この病気では死なないので、

隠さず、一生付き合っていく(中川家剛さん)

 

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閉じ込められる場所が苦手になるのも、

喉が詰まった感じになるのも、同じ。

 

みなさん、よく語ってくださったなーと思いました!

 

私はもともと食が細いことに加えて、

小学1年の時に給食でリバースしたのが原因で「会食恐怖症」を発症しました。

幸い、どの担任の先生からも給食を無理強いされることはなかったものの、

ずっと給食が苦手でした…(><)

 

なので、教育実習の給食が怖かった小林さんの気持ち、よくわかります。

私も給食がトラウマなので、教員免許はとりませんでした…。

 

ちなみに、私はいつも上から目線な感じの有吉が苦手で、

今回は、有吉はある程度、気を遣ってトークしているのはわかりましたが

やっぱり失礼なことも言っていて、

サンドウィッチマンとは全然違うなと思いました(-_-;)

(アンガールズ田中もちょっと無神経な感じ汗)

 

MEGUMIさんは、

ちゃんと3人に寄り添ったコメントをしていて優しさを感じました☆