2011年に連載が始まり、
7年間、ずっと楽しみに読んでいたコミック『その女、ジルバ』が、
ついに5巻で完結しました。
その女、ジルバ (5) (ビッグコミックス)
638円
Amazon |
恋人も貯金もないアラフォー独身で、
本社から倉庫作業に「姥捨て」された主人公の笛吹新(うすい・あらた)。
ひょんなことから、
平均年齢70歳の高齢BAR「OLD JACK & ROSE」 で働くことになり、
店のママやマスターたちから、
店を開いた伝説のママ「ジルバ」の話を聞きます。
1巻の表紙で踊っているのが、お店のママたち(^^)
こちらで試し読みもできます☆ → 小学館eコミックストア
その女、ジルバ 1 (ビッグコミックス)
596円
Amazon |
私のイメージでは、次のような感じです
(1巻の表紙の左側から)
・ひなぎく⇒ 八千草薫さん
・チーママ ⇒ 野際陽子さん
・くじらママ ⇒ 美輪明宏さん
・エリー ⇒ 夏木マリさん
・ナマコ ⇒ 木の実ナナさん
物語には、心に残る言葉がたくさんあって…
私の中で特に印象に残っているのが次の言葉。
【第1巻】
「こう見られたい」
「こう見られまい」
どちらも難しい。
生きているだけでささくれることの多いこと。
【第2巻】
「生き方なんて、どこでどう変えたっていいんだ。」
人生は予定通りにはいかないし、
予期しない病気になったり、
事故や災害に遭うこともあるし、
何があるかわかりませんよね…。
世間体や他人の目を気にしたり、
人との距離感に悩んだり…。
それでも、ささやかな日常や
人とのつながりが、
とてもあたたかく描かれていて、
読んでいると、励まされます。
そして、
ブラジル移民だった「ジルバ」と
他のママやマスターたちの戦中・戦後の話も、
物語の軸のひとつ。
新(あらた/お店の源氏名は『アララ』)の出身は
福島県の会津なので、
3.11の話もあって…。
俳句の面白さがぐぐっと詰まった漫画です
あかぼし俳句帖 コミック全6巻 完結セット
Amazon |
思わず、熱く語ってしまいましたが、
「読書の秋」にピッタリの漫画なので、
ご紹介させていただきました