2011年に連載が始まり、

7年間、ずっと楽しみに読んでいたコミック『その女、ジルバ』が、

ついに5巻で完結しました。

 

 

恋人も貯金もないアラフォー独身で、

本社から倉庫作業に「姥捨て」された主人公の笛吹新(うすい・あらた)。

 

ひょんなことから、

平均年齢70歳の高齢BAR「OLD JACK & ROSE」 で働くことになり、

 

店のママやマスターたちから、

店を開いた伝説のママ「ジルバ」の話を聞きます。

 

1巻の表紙で踊っているのが、お店のママたち(^^)

 

こちらで試し読みもできます☆ → 小学館eコミックストア

 

 

私のイメージでは、次のような感じです照れ

(1巻の表紙の左側から)

 

・ひなぎく⇒ 八千草薫さん

・チーママ ⇒ 野際陽子さん
・くじらママ ⇒ 美輪明宏さん

・エリー ⇒ 夏木マリさん

・ナマコ  ⇒ 木の実ナナさん 

 

物語には、心に残る言葉がたくさんあって…

 

私の中で特に印象に残っているのが次の言葉。

 

【第1巻】

「こう見られたい」

「こう見られまい」

どちらも難しい。

生きているだけでささくれることの多いこと。

 

【第2巻】

「生き方なんて、どこでどう変えたっていいんだ。」

 

人生は予定通りにはいかないし、

予期しない病気になったり、

事故や災害に遭うこともあるし、

何があるかわかりませんよね…。

 

世間体や他人の目を気にしたり、

人との距離感に悩んだり…。

 

それでも、ささやかな日常や

人とのつながりが、

とてもあたたかく描かれていて、

読んでいると、励まされます。

 

そして、

ブラジル移民だった「ジルバ」と

他のママやマスターたちの戦中・戦後の話も、

物語の軸のひとつ。

 

新(あらた/お店の源氏名は『アララ』)の出身は

福島県の会津なので、

3.11の話もあって…。

 

とても読みごたえがある漫画です。
 
あと、物語に出てくる料理が美味しそうなんです!
 
私が真似したのは、
 
「ちーぶらげ」
「ひなぎくさんの鶏団子鍋」
 
どっちも美味しかったですよー爆  笑ビックリマーク
 
ナイフとフォーク ちーぶらげ
 
「ちーぶらげ」とは、
「チーズと明太子しこんでカリッと焼いた油揚げのネギ塩ソース添え」
 
自作の「ちーぶらげ」の写真を誤って消去してしまったので、
梅本ゆうこさんのHP「マンガ食堂」の再現料理を、ご覧くださいませ☆
 
 
本格的に再現なさっていて、すごい!
 
 
ナイフとフォーク ひなぎくさんの鶏団子鍋
 
「ひなぎくさんの鶏団子鍋」とは、
玉ねぎスライスをたっぷり入れた出汁に
「鶏ひき肉にネギ、生姜、ゴボウにレンコン入りダイナマイト団子」を入れたお鍋。
 
作ってみたら・・・すごく美味しい!
 
 
漫画では、
〆に、ハンドミキサーで攪拌してミルクを入れてポタージュにしていましたが、
 
我が家にはハンドミキサーが無かったので、
そのままのミルクスープにしました。
 
これも美味しくて身体が温まりました♪
 
有間しのぶ先生の作品は、
読んでいると元気になる物語ばかりなので、
定期的に読み返しています☆
 
こちらは
原作が有間しのぶ先生、作画は奥山直先生です。

俳句の面白さがぐぐっと詰まった漫画ですニコニコ

 

思わず、熱く語ってしまいましたが、

「読書の秋」にピッタリの漫画なので、

ご紹介させていただきましたニコニコ