質問は心を整理して深堀できるツール
先日、アナウンサーを目指す大学生向けのレッスンをしてきました。
普段はオンラインレッスンを担当することが多いのですが、
この日は、お久しぶりに教室での授業
テーマはインタビュー🎤
アナウンサーのお仕事のなかでも、
私が最も好きな分野です。
というのも、インタビューは想定をこえたゴールにたどりつくから
一人で話すフリートークは、
ほとんどの場合、自分で定めたゴールにむかって話を進めていきます。
(講演など長い場合は、流れをみるパターンもあるかと思いますが…)
でもインタビューは、
答える側の考えと、インタビュアーの考えが混ざり合って進んでいくので、
どんな方向に行くかわからないんです。
行先がわからないスリルを楽しめます
インタビュアーとして私が目指すものは2つ
①受けての考えが整理される
②一人では考えつかないところまで深く考えてもらう
言い方を変えると…
①は、
「そのままの話では第三者がわかりにくいな~」
「もっとこんな情報があればいいのに!」
という情報を補足するための質問
②は、
すでに頭の中にある考えを、
さらに推し進めてもらう時間にする質問です
授業をしていると①はできる方が多い👏
でも②が難しい様子でした。
確かに深堀する質問って、
インタビュアーの価値観や感覚に左右されるところがあるので
一朝一夕にはいかないかもしれませんね。
でも
②の技術は「自分と向き合う」ときにも
すごーく使えると思います。
"本当は何をしたいのか”
"どんなことが好きなのか”
常識や、他人の目を気にせず
なりたい自分と向き合うとき、
「なんでそう思うの?」
「理想の状態は?」
「ほかにできることは?」
と自分で自分にインタビューすると、
気持ちがはっきりと見えてくるかもしれません。