道路に軌道を敷設する場合、法令上 道路中央に行わなくてはならない らしい、と記しました。

 

あくまで「らしい」です(笑

少なくとも和歌山市の政策研究レポートには、中央設置が原則と法で定められているという記載が見えます。(下記既出)

 

では、絶対に中央でなくてはならないのか。

結論は、否です。

実際に札幌市電は歩道に寄せて軌道が敷設されています。

 

 

昔からこうだったのではなく、平成27年12月に環状化された際に開業した西4丁目~すすきの間が歩道よりに軌道敷設されたそうです。

 

軌道を道路中央に敷設する場合を「センターリザベーション」

これに対する敷設を「サイドリザベーション」と呼ぶようです。

 

「サイドリザベーション」には2種類あり、

上下線とも道路の同じ側に寄せる場合は「シングルサイドリザベーション」

上下線を分けてそれぞれの路肩側に敷設する場合は「ダブルサイドリザベーション」または「デュアルサイドリザベーション」などと呼ぶようです。

歩道よりに軌道が敷設されていると乗降が安全なので、妄想和歌山市電では一部区間に再度リザベーションを導入したいと思います。

さて、和歌山駅~西汀丁交差点~和歌山市駅 を結ぶ軌道を(地図上に)引いて見る前に、
むかし路面電車が走っていた頃の軌道をおさらいしてみましょう。

 

かつて和歌山市内を走っていた路面電車は、下記の様子でした。

写真中央は、現在の和歌山駅前の様子。

現在はバス乗り場になっている中央部分から路面電車が発着していたことがわかります。

線路は「けやき通り」の真ん中を突っ切っています。

その他の写真も道路の中央に線路が敷かれているのがわかります。

大抵、皆さんが路面電車をイメージすると、道路の真ん中に線路の敷かれているのではないでしょうか?

 

この場合、電車への乗降を行う停留所が道路中央に設置されることになるため、利用者は必ず車道を横切らなくてはならないという問題があります。

そこで、私は昔から、路面電車の線路を歩道側に寄せて設置すれば安全に乗降できるのに、と思っていました。

 

ところが和歌山市の資料を見る限り「軌道敷設位置は、軌道建設規程において道路中央部への軌道敷設が原則とされている。」と記載があり、歩道に寄せて線路を敷設することは法令上不可であるように思われます。

果たしてどうなんでしょう?

 

かつて和歌山市内を走っていた路面電車の路線図がこちら。

「東和歌山」というのは、現在の「和歌山」駅のことです。
この頃は現在の「紀和」駅が「和歌山」駅だった訳でして。

 

それはさておき、以前に紹介した和歌山市の政策研究プロジェクトでは、
和歌山駅~西汀丁交差点~和歌山市駅 という路線であれば、課題はあるが可能性のある という結論を出しています。

 

かつての路線では、公園前から本町を経由して市駅に至る経路でしたが、本町通りを経由させると現状では一部区間で車道の確保ができないという問題があるとしています。

 

ということで、まずは 和歌山駅~西汀丁交差点~和歌山市駅 という経路で路線を引いてみることにしましょうか。