今月初めに行った沖縄うるま市での芭蕉糸作り。






あまりに楽しすぎて、お世話になったこもれび工房の春日さんにお願いして、今度は一人で糸作りに行かせて頂く事にしました。





朝、暗いうちから家を出て、岡山ももたろう空港へ。



1日1往復しかない飛行機に乗って那覇空港へ。今回は高速バスで沖縄北ICまで行って、お迎えに来てくれた春日さんの車でこもれび工房へ。




春日さんは開口一番「晴れ女ですね!」と言った。
今回予定していた3日間、天気予報では雨だったのが、奇跡的に晴れていたのです。

雨を心配した春日さんは、前日に芭蕉をウー剥ぎして煮るところまでしてくれていたそうですが、その必要はなかったみたいです。




お昼ごはんを食べてから工房へ行き、早速芭蕉畑で茎を刈り取り、ウー剥ぎを。
前回は3本プラスお代わり1本だったので、今回は5本の皮を剥がしたのですが、いまだに上皮(ウァーハー)中苧(ナーウー)中子(なーぐー)の見分けがつきません。

一番外側の硬い上皮はまだかろうじてわかるけど、中苧と中子はどこからどこまでがよくわからない…
もたもたしていたら、春日さんが「わからなかったら、中苧と中子は一緒にしておいて。でも、柔らかいピンクがかったのが中子だから」と教えてくれて何とかそれなりに別けて括り、工房へ帰って大鍋で煮ます。





この日は風が強くて火を扱うのはちょっと心配、と春日さんが言っていたのですが、その風も火をつけて少しすると収まってきて、いい感じに燃えだしました。


いつもは一人で2つの鍋に20本分の芭蕉の繊維を煮るという春日さん。
今回は私一人なので私が火の番をしました。

火をつけてから小一時間で鍋の水がグラグラと沸き、芭蕉を入れてないから約2時間芭蕉が柔らかくなるまで煮ます。


これは中苧と中子。





夕方からの雨を心配していましたが、煮終わる頃に小雨が降っただけで6時過ぎまでかかって何とかこの日の作業は終わり。

お宿に着く頃には辺りは暗くなっていました。


お宿にはお菓子と水とお茶が用意されていて、ちょっとほっこり…
こういうの、ありがたいです。