石垣3日目は楽しみにしていた白保日曜市へ。

泊まっているヴィラから歩いて7分。(そのために白保に宿を取った)

なのに、今回はピンとくるものがなくて…何も買わずにすごすごと退散。





仕方ないので、街まで行ってみることに。

今回はレンタカーを借りていないので移動はバスです。

石垣には鉄道がないので、移動はバスかレンタカー、もしくはタクシーしかありません。

バス自体あまり乗りることはないのですが、今回は何度か乗ることを想定して、フリーパスを買いました。


石垣のバスのフリーパスには2種類あって、1日乗り放題1000円と、5日間乗り放題2000円です。2日以上利用するなら5日間乗り放題を買った方がいいですよね。






パスはバスの中で買えるので、早速バスに乗って街までお出かけ。石垣でたくさんお店がある所と言えばユーグレナモール。お土産屋さんや飲食店がずらりと並んでます。


なのに、こちらでもピンとくるものがなくて、おまけにお昼でお腹空いてるのに何が食べたいかわからなくて(沖縄そばは食べ飽きた)散々歩き回った挙げ句、食べないまま石垣港へ移動。


石垣港で普通にカレーを食べてから帰ろうと(そこからバスに乗ってもよかったのに)歩いて移動。博物館前のバス停からバスに乗ろうとしたらタイミング悪くて目の前でバスが通り過ぎた。

ガッカリしている私の目に博物館ののぼりと「開館中」の文字が!




実は博物館行こうと調べた時、日曜日は休みだったと思って(後で私の勘違いだと判明)諦めていたので、ラッキー!とばかりにお邪魔しました。





常設展示はもちろん石垣島の歴史や昔の民具。沖縄だけあってサバニが展示場のど真ん中にドーンと3艘置いてありましたが、私の興味はそこではない。

やはり、芭蕉布や紅型の着物の展示。そして…



苧桶(おぼけ)糸績みした糸を溜めておくための桶。木の箱で出来たのは初めて見ましたが、昔はこれを嫁入り道具に持って行ったそうです。






機織りで緯糸を渡すための道具、杼(ひ)
手前から船形の杼(ひ)と刀杼(とうひ)
私が使っているのは刀杼。木で出来ているので結構重くて、腕が痛くなります。






地機、いざり機と呼ばれる古い機織り機。経糸を腰で引っ張りながら織るので腰機とも言います。私の機は斜めになっていない、箱型の地機です。






一般的に機織り機と言えばこの高機を指します。綜絖が木ではなく糸で出来ている高機は初めて見ました。




そして、あんつく。
昔の人はセンスがいいですね〜






クバの笠と蓑。
クバの葉の形状をうまく利用してます。クバは大きいので、2枚で笠が出来ますね。作り方は熊本のバッチョ笠と同じで、土台の骨組みは竹で作られてます。





そして、入り口の特別展は何とあんつくの作品展でした。
博物館の講座で作ったみたいです。




いろんな形のあんつく。
ここに展示されているあんつくはシュロの紐で作ったそうです。紐を綯うのが結構大変なので、シュロ紐を使うと簡単ですね。






あんつくに使われる材料も、アダンや月桃だけでなくいろんな植物の紐で作れるみたいです。




バスに乗りそこねたお陰で良いものが見られました。




バスで帰る途中、スーパーに寄ってお買い物。
友達の投稿で、この日が七草粥の日だったと思い出し、七草とおかゆ、そして大好きなジーマミ豆腐を買いました。


ヴィラにはキッチンもあって、簡単な料理が出来るので、この日の晩ごはんは七草粥にしました。




夜ヒマなので、持って来た精麻で糸績みしました。


ダイソーで買ったしっかりめの布袋(自立出来る)をおぼけ代わりに。たためるので便利です。