日曜日に10人ほどの人が来て、お着物やその他の物を引き取ってくれ、山のようにあったお着物の大半がお嫁に行き、あとは男物の着物と喪服と数点を残すのみになりました。
小柄な方がお茶席用のお着物が欲しいと言って来られていたのですが、日程が合わず、月曜日に来て頂いたのですが、果たして着られる物が残っているかもわからず(全部を把握出来てないので)来てもらってもいいのがなかったらごめんなさいねとお断りしてました。
夕方でないと来られないという彼女を待つ間、出来る事を少しでもと、まだまだ山のようにある衣類や下着をゴミ袋に詰めていきながら、こんなにたくさんあるのに、母はともかく晩年の父は破れたり擦り切れた服を着ていたのです。
もったいないというのは日本の美徳のように言われますが、きれいなものがたくさんあるのに着ないのは、それこそもったいない!
売るほどたくさん出てきたタオルも、銀行やお店でもらったものもあるけれど、お返しや頂きもののブランドの美しいタオルが山ほどしまい込んであるのに、普段使っていたのは黒ずんだりカビが生えたようなタオル…
それこそもったいない!
などと思いながら使えるものと捨てるものに仕分けし、何十枚とある、タオルを出した箱を潰して紐でまとめました。
空き缶も大量にあり、中が空のものもあるけれど、紐やリボンが入っているものもあり、街頭で配るティッシュをギュウギュウに詰めたものもありました。全部中身を出してこれもひとくくりにし、一か所にまとめ…
この日は朝から夏のように暑く、汗をたらしながらしばらくやっているとめまいがしそうになるので、途中で休みながら10袋ほどの衣類をゴミ袋にまとめ、欲しいと言われていたプラスチックの衣装ケースを軽くホコリを取って車に運んだり…
そうそう、実家にはもともと台車があったのですが、先日何回か使っているうちに古くて劣化したキャスターが割れてうまく動かなくなってしまったので、ホームセンターで新しいのを買いました。(手で全部を運ぶのは大変なので)
そうこうしているうちに、最後のお着物を見るために女性がやって来て、一緒に見て行くと…
鮮やかなオレンジ色の無地の着物がありました。とてもきれいな色だったのですが、それまでに見に来た人たちが好みやサイズが合わないと残していたものです。
でも、途中がどうあれ、行くべき人のところへ行くべき物が行くのだと、すごく実感しました。
お茶を習っているという彼女に、数点あった抹茶茶碗や茶道具を引き取ってもらい、一度に運べなかったので、もう一度来た時に食器も見てもらい、たくさん引き取ってもらいました。
喜んで引き取ってもらった着物や食器も、捨てられたりしまい込まれたままより、使ってもらった方が嬉しいですよね。
彼女に茶道具を見てもらっている時に、なんの気なしに引き出しを開けて中に入っているものを確認していたら…
父のお財布(数点あった)の中から千円札が数枚…
これは、今日頑張った私へのご褒美かな?
そして、2階にあった長持ち。