お久しぶりです
アサモドキの川越です
ツイッターでも書いていた通り、急遽4月の弟への移植手術は医師の判断で見送りとなり、今も以前と変わらず家族で支え合いながら、生活を続けています。
この先のことは、まだ何も分かりません
心配していてくださった方々や、応援してくださっていた方々には、報告が遅れて申し訳ありませんでした。
全く予想だにしなかった事とはいえ、あれだけたくさんの人に励ましの言葉をいただいたにも関わらず、事が進まなかったこと
どのようにして、みなさんに報告すべきか、
考えあぐねている内に、本来の手術日は過ぎてしまいました。
自分も、ツイッターやブログで、4月の手術への決意を、何度も綴っていた矢先に、このような事態が起きてしまって、1つの目標に向かって突き進んでいた気持ちが、急激に推進力を失い、風のない海を漂流する難破船のように、僕はひたすら日々をゆらゆらとさ迷い続けていました。
そして、誰より辛いのは弟だと分かっています。
せっかく、あの日まで、待って待って、耐え続けて
ようやく、光が見えたと思えば、再び先の見えない暗闇が、目の前を覆い尽くしたのですから。
手術を見合わせた、詳しい理由は特に話すことでもないと思いますが、さらに詳しい検査の結果、双方のリスクがかなり高くなってしまうという事が分かったからです。
脳死移植であれば、そのリスクは避けられる。
手術は出来ない訳ではないが、もう少し脳死の順番が回ってくるのを待ってみてはどうか、という医師の判断でした。
僕には、僕らにはどうすることも出来ませんでした。
父の気持ちが分かりました。
自分がドナーとして、適合出来ないこと。
弟を救ってあげられないという無力感。
本当は手術なんて、しない方が一番いいんです。でも、弟は自分の運命に抗いたくて、僕に助けを求めてくれました。
それが、どれだけの覚悟だったのか。どれだけ勇気のいることだったのか。
僕には計り知れない。
だからこそ、こうなってしまったことが、悲しくて、とてもやりきれない。
家族みんなそうだと思う。
それでも、日々は続いていく。
それなら
少しでも、あいつが楽になれるように、出来るだけのことは、してやりたい。
そう思ったんです。
だから、大阪へ行くことはやめました。
僕には、やっぱり苦しむ家族を置いて、家を離れるなんて出来ませんでした。
今は、弟の傍にいて、少しでも心の支えになってあげたい。
そして、またいつでも、手術に臨む覚悟も捨ててはいない。
今は、先が見えなくて、本当にみんなしんどいけど。助け合えば、必ずまた心から笑いあえる日が来る。今はそう、信じることにしました。
そして、手術の日程も白紙になった今。
やはり、バンドを再開したいという思いが、とても強くなっています。
こんな状況でも。いや、こんな状況だからこそ、僕は歌いたいと思った。
きっと家族も、僕がバンドをやめることは望んでない。
バンドはやめない。死ぬまで。
続けたい。
しかし、僕はあの日から「必ず弟を助けて戻ります」と、みんなの前で言って来ました。約束してきました。
予測出来なかったとはいえ、未だ約束は果たせていません。
こんな、何の格好もつかないまま。
何もなかったかのように、またバンドを再開していいのだろうかと、僕は悩みました。
あれだけの事をみんなに言っておいて、今さらどんな顔してステージで歌えばいいんだ
なんて、自意識過剰にも思える自問自答を繰り返した果てに、、
僕はこのブログを書くことを決心しました。
本当のことを。ありのまま、書こうと決めました。
あれだけ豪語していた約束も果たせず、たくさん心配かけて、
結局、大阪に行って、どんどんライブをするバンドになるわけでもなく
何もかも中途半端で、この先のことは何も分からない
そんなクソみたいな口だけの
ダサすぎる僕でも
どうか、もう一度歌わせて欲しい。
そんな、かっこつかないとこ、全部ひっくるめて、めちゃくちゃかっこいいライブするから
何の嘘もなく、全部さらけ出すから
アサモドキはバンド活動を再開します。
まだ、ライブの日程は発表できない。
でも、今週末
久しぶりにスタジオに入って
新曲を合わす。
少しずつ。少しずつ。
一歩ずつ。一歩ずつ。
また進んでいく。
どうか、これからも見守っていてください。
それが、今回、読んでくれているあなたに伝えたかったこと。
ここからは、僕の個人的な禅問答。
ここまでで、読むの疲れたよっていう人は、ここでページを閉じてください。
ほんとにここからは、言わなくていいこと。
なので。ながいよ
以前のブログに、今このブログを書いている自分と、過去のブログを書いている自分は、全くの別人と思ってもらっていい。
っていうような事を書いたと思う。
確かに、今考えてること、家族への思い、バンドへの思い
以前、書いたことと矛盾している感情がいくつも、今の僕にはある。
ここ数ヵ月。僕は悩み続けた。考えない日はなかった。自分の中の澱んだ感情を、無視出来る日などなかった。
そもそも。
こうやって、家族のこと、彼女のこと、かっこわるい自分のこと
ブログに書くこと。
それ自体、もうやめた方がいいのかもしれないと思った。
そもそも。このブログってなんだ?
アサモドキというバンドの
フロントマン、カワゴシという人間の奮闘日記なのか。
それとも。バンドとか関係なく。
僕という一人の人間の人生を、誰かに知ってもらいたいのか。
どう考えても、これはバンドありきのブログだ。アサモドキというバンドの音楽に、より深く、入り込んでもらうためのコンテンツに過ぎないんだと思う。
バンドやってなかったら、そもそも、こんな家族の病気のこととか、わざわざ書くような人間ではないし、出来ることなら表へ出たくない性格だから、精神を削ってまで、こんな文章は書かないと思う。
そして、バンドをやってるからこそ、余計に苦しい。
よく思う。
バンドやってなかったら。
もっと、仕事に熱中してただろうし、給料も、もっとよかった。
まともに働いて結婚もしていて。
弟のことだって、もっとシンプルに考えられたのかもしれない。
ブログに書く書かないとか、そんなこと考えもしなかっただろう。
何が言いたいのか分かりにくいと思うけど、要するに、僕は身内の不幸を見せ物、売り物にするような最低な人間なのかなって、思ってしまったっていうこと。
バンドやってなかったら、こんなこと考えもしないと思う
というか、アサモドキというバンドだから、こんなこと考えてしまうんだろうな
ただ、楽しいだけの 良いところだけ見せるような音楽を、していたなら、こんなブログ書かなくていいし、ブログ書いたとしても、今日のランチとかそんなどうでもいい事書くと思う
でも、僕らはそうじゃない
というより、それが出来なかった
どうしようもなくダメで、最悪な日々を
それでも嘘なく歌うことしか出来なかった
さらに言えば
どうしようもなくダメで、最悪な日々を少しでも変えるために歌ってきた
だから、誰もが目を背けたがる、辛い現実にも真っ向から音楽で立ち向かってきたつもりだ
こうやって、ブログを書いてるのもその延長線上
それなら、身内のことだからとか
デリケートな問題だからとか
そういう、理由で本当のことを書かないことは、僕にとっては、自分の音楽を曲げているのと同じ事のような気がして
やっぱり全部、書かないとダメな気がして
いつも、精神を削って、文章を綴っている
でも、それは僕の中の勝手なエゴで
身内からしたら、こうやって公共の場で書かれて、ネタのように扱われる事は、本当は嫌なんじゃないかと、思い悩んでいた
1つ前のブログを一度消した。
それは、第三者にバカにされたからではなく、そのブログを書いたことで、僕の大切な人を傷つけてしまったと、思った出来事があったから
人を傷つけてまで、やる音楽に意味はあるのか
それと同じように、人を傷つけてまで、本当の事を書く必要があるのか
自分のこと。
バンドマンとしての、自分の見せ方ばかりを気にして、大切な人を傷つける。
それは自分の音楽を曲げることよりも、ダサいことだと僕は思った。
それならもう。何も歌わない。ネットでは何も言わない。
その方がいいんじゃないかって、本気で思った。
どうでもいい、生クリーム専門店いってきたとか、アニメソムリエとかしてた方がまだマシだ
でも、そんなどうでもいいことすら、僕は上手く書けないから、いっそ何も言うもんかって意地を張っていた
前にも書いた。
僕はバンドより人が大事だって、言ったこと。
それは、悩んだけどやっぱり、変わらなかった。
僕は、やっぱり
優しい人になりたかった
音楽やってる人には、誰かを蹴落としてでも、チャンスは掴みとるべきだとか、何かを犠牲にしてでも、自分のやりたいのとをすべきだっていう人が多いと思う。
その折れない信念や、真剣さを本気で羨ましいと思ったし、僕もそうありたい、
強くなりたいと思っていた。
誰かの為に何かを諦めること。
例えば、家族の事情で、自分の夢を諦めること。
そんな人、世の中に腐るほどいる。
というか、それが普通だ。
でも、ひねくれてんのか、強情なのか。
誰かの為に何かを諦めるのって。
結局、誰かの何かのせいにして、自分を納得させてるだけなんじゃないかと、考えることがある。
才能がなかったり、努力が足りなかったり。本当は自分で分かってるけど、どうにかしようとするのが、めんどくさいと思うのは
そこまでして、しんどい思いをしてまで、やるほど、実はそれが好きじゃない、って言ってしまってるような気がして。
分かりにくいかな。
つまり、趣味でやんのが負けみたいな、考え方がどうにも僕の中では根強いようで、
音楽は趣味じゃなくて、本気でやってるって言い張りたいけど
結局は、仕事も辞めずに 上京もせず
大阪に戻ることもせず
土日にゆっくりペースで
伝わる人にだけ伝わればいいなんて言って
だって、今は家族がどうのこうので
って、それはやっぱり自分に言い訳してるだけのような気がして
家族のせいにしてるようなだけな気がして
誰もがそうだよって、言ってくれる人もいるけど、
やっぱり僕が尊敬してる人は 自分の中の覚悟とか信念が半端なくて
だからこそ、成功出来るんだなって
やっぱり、ちょっと卑屈になってしまうんだ
僕にはなんにもないから
それでも、僕は 優しくいたいと思うし
僕は優しい人が好きだ
色んな事情で夢を諦めた人
それでも必死で生きてる
そんな人を笑うことなんて、僕は絶対したくない
だって、きっとその人は優しかったんだと思うから
人を蹴落として、見放して
自分の夢を叶える人が悪いって言ってるんじゃないし
本当の音楽の業界とかでは、それが正義なんだと思う
でも、だからといって そんな人しか
音楽やっちゃいけないのかっていうと、全然そんなことない
大人になるってこと
最近、とてもよく考える
何かを諦めた大人
諦めきれない子供
このふたつの間には、信じられないほど深い溝があって
僕は今、その谷底で数多の葛藤と連日連夜戦ってる
永遠に、この谷底から抜け出さず
ずっと、戦っていたいとも思う
諦めた大人を全否定するほど、子供でもないし
全てを諦観出来るほど大人でもない
ただ、最近 作る曲はそんな中で作ってるから、昔とはまた違って、より深くなったというか、自分でいうのもあれだけど
ええ感じなのである
だから、早く聞いてもらいたい。
こんな曲は今しか書けないのかもしれない。
大人が悪いとか、子供が悪いとか
趣味でやるのが悪いとか、プロ志向が悪いとか
そんな話じゃないんだって思いたい
誰も何も悪くない
自分が、かっこいいと思った生き方をしたらいい
今はそんなふうに思ってる
かっこいい音楽は
結局、かっこいいんだから
そこにあるだけで最高な音楽が
やっぱり僕は好きだ
その音楽を出来るだけ長く ちゃんと胸をはって歌えるように
今は僕は人を大事にしたい
これは、誰かのせいにしてるんじゃなくて
全部、自分に返ってくるって信じているから
散々迷った末の僕の決断
話がかなり、逸れたけど
ブログは結局続けると思う
でも、書くからには本気で書きたい。バンドの見せ方とか、そんな計算じみた動機じゃない。
これが、僕なんだって。音楽だけじゃ伝えきれない、僕の思想や人生そのものを、あなたと少しでも共有したいから。
でも、媚びたことは書けないし、嘘も書けない
だから、共感してもらえなくても、当然だと思うけれど。
そして例えば、家族のことを書くなら、僕の家族が、知らない誰かに馬鹿にされないように、全部背負うくらいの覚悟で、本気で書く。
本気で弟を、助けたいから、本気で書く。
今までもそうしてきた、つもりだったけど、やっぱり覚悟が足りなかったと思う。
自分の見せ方とか。気にしていた。
願わくば、こうやって書くことで弟の病気のこと、少しでも知ってもらえたら、病気に対する世間の見方とか、少しでも変えれたらって思ってる。
ただ、書くだけじゃ何も変わらないことは分かってるけど、こういうことを書くなら、それくらいの意気込みが必要だと思ったんだ。
このブログのこと。
家族にも伝えた。
本気で。
軽い気持ちで書いてるんじゃないって。
アサモドキというバンドの、リアルな音楽を表現する為に、家族のこと、書かせて欲しいと頼んだ。
以前まで、黙って書いていたこと謝った。
家族は、弟は
許してくれた
だからこそ
きれいごとかもしれないけど。
本当はこういうの押し付けみたいで嫌なんだけど
もし、このブログを読んで脳死移植手術のこと
それを待っている患者と、その家族の苦悩
少しでも、知ってもらえたら
と思う。
そして、あわよくば、
自分の健康保険証
その裏に記載されていること、
少し読んで考えてみてほしいです
それが、このブログを書いた意義になればと思う。
バンドの為だけじゃなくて、こういうこと書くからには
僕は、書いた人のこと全部背負いたいし。
少しでも助けになりたい。
また、口だけの綺麗事になるかな。
この前のブログだってそうだ。
僕にもっと覚悟があれば、僕の大切な人を傷つけることもなかった。
でも、今は誰に何と言われても、第三者の目からも守るって決めた。
また、大言壮語吐いて、嘘になるのが怖い気もするよ。
でも、今は本気なんだ。
そして、あの時も本気だった。
家族を捨てて、バンドに生きると思っていたこと。全部本気だった。
その気持ちもずっと忘れたくない。
でも今は、大切な人の為に生きたい。
それが、僕の音楽になる。それが、僕なんだって胸を張れる。
そう未熟者だから、まだまだ成長途中だから。
後から見たら、笑えること書いてるのかもしれない。
でも、今の僕は、あの日の僕を決して笑わない。
未来の僕にも笑われないように、
いつだって、本気で
悩んで
選んで
かっこよく生きていたい
また朝が来た。
長くなってごめんなさい。
最後に散々僕の事情で振り回したのに、それでも僕とバンドを続けてくれるメンバーに心から感謝を。
ありがと。
とにかく、今は早くライブがしたい。
全てぶちまける。
またライブハウスで。