光の世界と、闇の世界がある。
光の世界は、暖かな柔らかい、平和な世界。
闇の世界は、核戦争の後のような世界。
2つの世界は、今は行き来できるが、そのうち関わりがなくなるような気がした。
私は光の世界に住んでいる。
闇の世界に住んでいる人もいる。
闇の世界に住んでいる人は、自分が闇の世界に住んでいることを、仕方ないことだと思っている。
自分が光の世界に住めるとは思っていない。
だから、光の世界に住みたいという発想も出てこない。
でも、光の世界に住んでいる人(私)は、光の世界に住み続けたいと思っている。
油断したら、闇の世界に住まないといけなくなる。
それは絶対に嫌だと思っている。
だから、光の世界で自分ができることをがんばる。
光の世界に居続けるために。
私は、光の世界にやって来ていた知人を、闇の世界にまで送っていった。
そこは、色のない、一面グレーの世界だった。
知人は特になにも感じていないようだったが、私は、闇の世界の空気がとても重苦しく感じた。
暖かさも柔らかさもない、
無の世界。
もうここには来たくないと思った。
知人を送って、一刻も早く光の世界へ帰りたいと思った。