青い空




白い砂浜




透き通る海




白いワンピースを着て




無邪気な笑顔で走り回る女の子




この子はいったい誰なのだろう











たった1人の人と出会う為に



幼い頃から、なぜかこの風景が頭から離れない。


なぜだろう。


大人になった今でも、ずっと覚えている幼少期の記憶。





幼い頃の楽しい記憶は、
家族皆で焼肉を食べている時くらいで、

日常では父は酒乱。
母はそんな父にいつも悩まされている。

夜、父が酔って帰って来る時はいつも寝たふりをする。


危険防止策も虚しく、起こされ殴られる時もあった。

とにかく早く寝てくれ。
なんなら早くいなくなっちゃえばいいのに。





そんな日々を送っていたせいか、

私のクマは今でも頑固に根付いている。







そんな辛い記憶ばかりの中、



なぜか忘れられない白いワンピースの女の子。



どこかで見たのか。



それとも私の妄想なのか。



なぜか忘れられない記憶、
というか、イメージ。




それをまた思い出したのは




『ツインソウル』




この言葉を聞いたときだった。









1度目の結婚



あまり楽しい記憶のない幼少期を過ごしていた為、




私は早く自立して家を出たかった。




早く働きたいからと高校は中退し、




バイトに明け暮れる毎日。




たが、当時就職するには最低でも高卒が条件であることの壁に当たり、一刻も早く好きな仕事に就く為、再度高校進学。



遠回りをしながらも、社会の制裁を受けながらも、

とにかく早く父親から離れるための努力を惜しまなかった。



そして、同級生が皆大学を卒業する頃、私はやっとこさ高校を卒業し、晴れて社会人に。





そんな喜びの中、







ビビビっ






と来た出会い。





1人目の旦那さんとの出会いがあった。





その時はまだツインソウルという言葉は知らず、

ただただ勝手に運命を感じ、父親から離れるために結婚の道へと飛び込んだ。





これがまさか、
ツインソウル地獄への道とは知らずに、、、。





続く