四半世紀前、私は子育てを頑張る新米ママでした。
JRの長い階段でベビーカーを担いで降りようとしていた時、見ず知らずのスーツ姿のサラリーマンさんがひょいっと担いで降りてくれたことがありました。あれはびっくりしたなぁ。
急に現れたサラリーマンさん。あっという間に階段を降りて、静かにベビーカーを地面に下ろし、何も言わずにさっさと立ち去ってしまったの。
お礼を言う暇すらありませんでした。
あの時の私には親切にしてもらえた感しかなかったので嬉しかったけど、よく考えたらいきなりベビーカーを担がれたらママさんにも赤ちゃんにも怖い思いをさせてしまうという見方もできるのかなと思います。階段だから、何かあったら大事だったし。
ベストは、「大変ですね。お手伝いしましょうか?」というような声かけが最初あればってとこかな。
今は当時のあのエピソードをこんな風に感じています。いずれにせよ子連れに優しい気持ちで接してくれたことへの感謝は消えていません。
子育て世代に優しい地域、環境、国づくり。もっと加速していこう。