頭の回転がはやい


気付いたことが7歳までに

たくさんあった。


まず、頭の回転がはやい

というか、

すぐ私に口答えすることが出来る。


言い方がおかしいが

私が話してる時には

もうリンは言い返す言葉が

喉の奥を通り

声になっている。


子供らしくないというか

小さいおばちゃんが

中に入っているのかと

思わせるほど。


リンの祖母である

私の母《仮名バーバ》も

思っていたそうで


ある時にふと

言われたことがある。


『この子は育てにくい子』


今思えば

愛のある言葉だが

その時の私には


バーバ、なにがわかるの?


と、少しの不信感が

胸の中でモヤモヤと

浮いて漂ったことを

今でも覚えている。


親は誰もが我が子を特別視する。


頭の回転はやい、

良い事だ。


周りの空気を読めて

素晴らしい人間性に育つ

素質があるということだ。


そう単純に思っているだけだった。