現代のSNSのオープンマインドを扱ったスリラー(?)映画です。
エマ・ワトソン、トム・ハンクス出演の映画。
主人公のメイは友人の紹介で大手IT企業の「ザ・サークル」に入社する。
そこではあらゆることが社内のメンバーにオープンであり、
プライベートな時間も全て会社のコミュニティなどに共有されていた。
そんな中、注目を浴びることになったメイは、会社が開発した小型カメラで、
24時間全てをWEBで生中継を行う、ということになったのだが・・・という話。
リアリティがなさそうで、実は結構なリアリティを感じさせる作品。
確かに企業によっては、facebookで自分の生活はつまびらか。
それを会社のメンバーや取引先が「いいね!」を押しまくる、という世界は身近にあって、
その延長上にあるストーリーといっても過言ではないです。
自分の話になりますが、以前、とあるツールのコミュニティみたいなところに、
「このツールでこういうことできますか?」という質問をしたところ、回答の後ろに、
「本名で登録してもっと友達を増やしませんか?」的な文章が書いてあり、辟易しました。
外資系、というとちょっと偏見だと思いますが、
企業によっては「みんなでオープンにしましょう」というところも多く、
そんな苦手な企業を照らし合わせながら見ていました。
ストーリーはいわゆる監視系(カメラやレーダーなどで追われることの弊害を描く)映画で、
いわゆるSNSのあるあるがところどころに織り交ぜられています。
ジャンルではスリラー映画となっておりますが、そこまで怖い映画ではないです。
リアルにある企業の方が怖いです(笑)。