ドイツで開催された
消費者グッズの見本市を訪れた時のこと。
日本の中小企業のブースが集まる一角で、
ひたすら訪問客にお尻を向けている男性が。
※イメージ写真です
私はドイツ人のビジネスパートナーと
人脈を作るべく見本市に来ていたのですが、
その男性のブースに立ち寄って商品を
手に取ってみていても、
私たちに気づいているのにも関わらず、
自社の商品をなにやらいじったまま
「ハロー」のひとつもなし。
もう60に手が届きそうな
小柄の日本人男性だったのですが、
慣れない外国と苦手な英語に気後れし、
どうふるまったらいいかわからないまま
訪問客と顔を合わせないでいるようでした。
ここまでのケースはさほど多くないとして、
外国人に対する引け目・劣等感・苦手意識、
こうした心の壁、珍しくありません。
どうふるまったらいいの?(Foto von Ricky Kharawala auf Unsplash)
私が以前勤めていたある会社の重役は、
長い付き合いのある欧州の企業が
「日本にいくからミーティングしよう」
と再三熱意をもって頼んでいるのに、
「忙しいから時間がない」
といって避けてばかりいました。
「外国人コンプレックスがあるんですね」
と言ってしまいそうな気持を抑えつつ、
理由があるならせめて明確に伝えて断るとか
他にやり方があるだろうに、
ともどかしく感じていました。
(Foto von Drj one line auf AdobeStock)
「どうふるまっていいかわからない」
「みっともないところをみせたくない」
という
プライドや居心地の悪さなのだろうと思います。
確かに慣れないことに尻込みするのは
人間として当然としても、見て見ぬフリして
逃げるやり方は、なんだか情けない―。
「ハロー」と笑顔であいさつして、
自動翻訳をつかいながら
身ぶり手ぶりで会話をすればいいし、
それも難しいなら通訳をつけて、
堂々と日本語で話せばいい。
言語が話せることはあくまで二の次で、
国際化の礎はやっぱりマインドです。
(Foto von Jay Lo auf Unsplash)
日本を妙に特別視したり、逆に外国に対して
偏見の目をもったり、苦手意識を感じたり。
こんなに近代化した経済大国なのに、
まだ「国際途上国」な一面のある日本。
ですが、これから日本が
国と国とが混じり合い、国境がぶつかり合う
変化の激しい世界で生き残っていくには、
「国際化」
「オープン・マインド」
といったスキルは、ますます重要度を
増していくと思っています。
(Foto von Tim Mossholder auf Unsplash)
海外にいると、正直
日本国籍であることは強みであって、
私は長年祖国に間接的に守られてきました。
だから、その恩返しをすることは自分の
ライフワークの一つだと思っています。
国外にでてみないと得られない皮膚感覚を、
記事を通して微力ながら伝えることも、その一つ。
成人した不良少女が親孝行するようなもので 、
ずっと嫌で顔を背けていた日本に対し
そんな心境に達することができたのは、
海外移住を通して人として成長できたおかげ
と言わざるをえません ^^。















